日本とタイの時差は2時間です。日本からバンコクへのフライトは6時間前後、バンコクから日本へのフライトは5時間前後です。
数年前までは、直行便があるのはタイ航空、JAL、ANAの3航空のみでした。格安で旅行しようと思うと、台湾、中国、韓国などでの乗り継ぎ便が主流でした。
しかし、エアアジアの直行便就航を皮切りに、LCCでの直行便が増えており、気軽に旅行で訪れることができるようになりました。
日本からタイへのLCC直行便が増えた背景
2013年7月以降、タイ人が日本に旅行する際、15日以内であればビザが免除になったことが日本とタイを結ぶLCC直行便が増えた一番の要因です。
ビザが免除されてからタイでは日本旅行ブームが起こっており、2013年に18.1万人だった旅行者数は2018年には100万人を超えました。LCC直行便や就航地が増えたのは、日本人旅行者にとっても嬉しいことですね。
日本とタイのフライト時間は約6時間ですが、深夜便も多いので、飛行機に乗って、寝て起きたらタイに到着しています。バンコクー沖縄間は約4時間のフライトなのであっという間です。
タイ航空、JAL、ANAの直行便就航地
LCCが就航する前、タイへの直行便はタイ航空、JAL、ANAの3つの航空会社のみでした。ゆったりと旅を楽しみたい方にはLCCではなく、こちらの3つの航空会社が運行する路線がお勧めです。
タイ航空
羽田(東京)、成田(東京)、関西(大阪)、中部(名古屋)、新千歳(札幌)、福岡の6つの空港からバンコク(スワンナプーム空港)に向けて運行しています。エコノミークラスの場合、預け荷物は30キログラム×1個までです。
JAL
羽田(東京)、成田(東京)、関西(大阪)、中部(名古屋)の4つの空港からバンコク(スワンナプーム空港)に向けて運行しています。エコノミークラスの場合、預け荷物は23キログラム×2個の合計46キログラムまでです。
ANA
羽田(東京)、成田(東京)の2つの空港からバンコク(スワンナプーム空港)に向けて運行している他、タイ航空とのコードシェア便で関西(大阪)、中部(名古屋)、新千歳(札幌)が飛んでいます。
エコノミークラスの場合、預け荷物は23キログラム×1個までです。
東京/大阪/札幌/中部〜バンコク(ドンムアン空港)の直行便LCC
タイ・エアアジアX
日本とバンコク(ドンムアン空港)を繋ぐLCC便の先駆者であるエアアジア(タイエアアジアX)は、東京(成田)、大阪(関西)、札幌(新千歳)、中部(名古屋)の4つの空港からバンコク(ドンムアン空港)に向けて運行しています。
札幌とバンコクを繋ぐLCC便はエアアジアのみです。
中部(名古屋)空港では2019年1月から、福岡空港では2019年7月から直行便の運航が始まります。年々路線が増えているので、今後も路線拡大が期待されます。
エコノミークラスの場合、機内持ち込みバック(大)はハンドル・キャスター・サイドポケット等を合わせて56センチメートル×36センチメートル×23センチメートルを超えないものと規定されており、2個までで合計7キログラムまで持ち込み可能です。
預け荷物は有料です。
エアアジアではキャンペーンを行うことも多く、運が良いと3万円台でチケットを購入することが可能です。
成田/中部/福岡〜バンコク(ドンムアン空港)の直行便LCC
タイ・ライオン・エア
バンコクと日本を結ぶLCC便の中では「ライオン・エア」が後発組で、2018年12月から運行が始まりました。
成田(東京)、中部(名古屋)、福岡の3つの空港からバンコク(ドンムアン空港)に向けて運行しています。
2019年2月からデイリー運行が始まった福岡とバンコクを繋ぐ新路線は、LCC便唯一の福岡線です。2019年3月12日から、関空(大阪)便も就航予定です。
エコノミークラスの場合、機内持ち込み手荷物は7キログラム(30センチメートル×40センチメートル×20センチメートル)までと規定されています。預け荷物は有料です。
成田/関西〜バンコク(ドンムアン空港)の直行便LCC
ノックスクート
タイの「ノックエア」とシンガポール航空の子会社「スクート」の合同会社「ノックスクート」が2018年6月から運行を開始しました。
同航空会社での路線は、成田(東京)、関西(大阪)の2つの空港からバンコク(ドンムアン空港)に向けて運行しています。
手荷物はエコノミークラスの場合、重量が7キログラムを超えない荷物を1個と、3キログラムまでのラップトップPC1台を機内に持ち込めます。
機内持込み手荷物サイズは54センチメートル×38センチメートル×23センチメートル以内で、荷物の三辺の合計は115センチメートル以内。預け荷物は有料です。
沖縄〜バンコク(スワンナプーム空港)の直行便LCC
ピーチ航空
2017年2月から、「ピーチ航空」がバンコク(スワンナプーム空港)と那覇(沖縄)を繋ぐ直行便の運行を開始しました。沖縄からバンコクまで直行便を就航しているのはピーチ航空だけです。
ピーチ航空では半年に一度はセールを行っているので、メール登録しておくとお得な値段で那覇(沖縄)からバンコク(スワンナプーム空港)行きの航空券をゲットできます。
沖縄からではなく、ピーチ便を沖縄で乗り継いでバンコクに向かうことも可能です。
LCC便の中では唯一、スワンナプーム空港を利用することができるので、バンコク中心地へ楽に行くことができます。
まとめ
今回は、2019年12月時点で、日本とバンコクを結ぶ航空会社と出発空港についてご紹介しました。
日本では、2020年のオリンピック、2025年の万博など、今後も外国からの旅行者が増えます。それに伴い、フライト便数が増えたり、格安なLCC便が増えたりなど、日本人も海外旅行に行きやすくなるでしょう。