バンコクには数多くの水上マーケットがありますが、その中でもローカルな雰囲気を楽しめるのがクローンラットマヨム水上マーケットです。観光客向けのマーケットとは異なり、現地の人々が日常的に訪れる市場で、のんびりとした雰囲気が特徴です。
ボートで販売される新鮮な果物やタイ料理、手作りの雑貨が並び、活気あふれる光景が広がります。週末限定で開催されるため、訪れる際はスケジュールを調整しておくのがおすすめです。
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クローンラットマヨム水上マーケットの概要

クローンラットマヨム水上マーケットは、バンコク中心部から西に約20kmの場所に位置し、観光客よりも現地の人々に愛されるマーケットです。週末(土日)のみ営業しており、営業時間はおおよそ9:00~16:00です。
バンコク水上マーケットで有名なダムヌンサドゥアック水上マーケットやアンパワー水上マーケットと比べると規模は小さいものの、混雑が少なく、のどかな雰囲気を楽しめるのが魅力です。
水路に沿ってボートが浮かび、果物や野菜、タイ料理が売られています。また、マーケット周辺には屋台が立ち並び、パッタイやソムタムなどのタイの定番料理をリーズナブルな価格で味わうことができます。
クローンラットマヨム水上マーケットの見どころ3つ

クローンラットマヨム水上マーケットは、バンコク中心部からアクセスしやすく、ローカルな雰囲気を楽しめる人気の週末限定マーケットです。市場には、新鮮な食材やタイの伝統料理を味わえる屋台が並び、カラフルなボートが浮かぶ風景が広がります。
また、手作り雑貨の販売や、運河を巡るボートツアーなどもあり、観光客だけでなく現地の人々にも愛されています。ここでは、マーケットの魅力的な見どころを3つ紹介します。
新鮮な食材とローカルグルメを堪能
クローンラットマヨム水上マーケットには、タイの農家や商人が持ち寄った新鮮な野菜や果物、魚介類が豊富に並びます。市場内には多くの屋台が出ており、パッタイやカオマンガイ、ソムタムなどのタイ料理をリーズナブルな価格で楽しめます。
特に、焼き魚や川エビの炭火焼きは市場の名物として人気があります。食材の鮮度が抜群で、どれも本場の味を堪能できるのが魅力です。
運河を巡るボートツアー
マーケットの周辺には小さな運河が張り巡らされており、ボートツアーに参加すれば、水上からマーケットや周囲の自然豊かな景色を楽しめます。ツアーでは、タイの人々の暮らしが垣間見えるほか、伝統的な木造家屋や小さな寺院を巡ることができます。
ボートに乗りながらフルーツや軽食を楽しむのもおすすめ。30~60分のコースがあり、料金は100~200バーツ程度と手頃です。
手作り雑貨とローカルなお土産探し
マーケット内には、ハンドメイドのアクセサリーや布製品、木彫りの工芸品など、ユニークなお土産が豊富に揃っています。特に、タイ伝統のかごバッグや手刺繍のポーチはお土産として人気があります。
また、タイの職人がその場で作る陶器や竹細工などもあり、一点物のアイテムを見つける楽しさも魅力の一つです。観光客向けの市場とは違い、価格も手頃で、交渉次第でお得に購入できるのもポイントです。

クローンラットマヨム水上マーケットのベストシーズン
バンコクの隠れた名所、クローンラットマヨム水上マーケットは、年間を通じて訪れることができますが、快適さや楽しみ方を最大限に引き出すためには訪問時期が重要です。
特に乾季の爽やかな気候の中での散策は格別ですが、暑季や雨季でも工夫次第で十分に楽しめます。それぞれの季節ごとの特徴を押さえて、最高の思い出を作りましょう。
乾季(11月〜2月)
クローンラットマヨム水上マーケットを訪れるなら、乾季である11月から2月が最もおすすめです。この時期は気温が25℃前後と過ごしやすく、湿度も低いため快適に散策できます。涼しい朝に市場を訪れれば、ボートツアーや屋台グル¥メをゆったり楽しむことができ、現地の人々と交流するチャンスも広がります。
また、乾季は空気が澄んでいるため、水路沿いの美しい景色を写真に収めるのにもおすすめです。週末には新鮮な果物やシーフードが並び、観光客だけでなく現地民も多く訪れるため、活気にあふれた雰囲気を楽しめます。
暑季(3月〜5月)
3月から5月の暑季は気温が35℃を超えることも多く、日中の散策は体力を消耗しやすいため、早朝の訪問を強くおすすめします。マーケットは午前8時頃からオープンしており、午前中であれば比較的涼しく、混雑も少ないため、快適に楽しめます。
涼しい朝の時間帯に屋台でタイの朝食を味わったり、ボートで水路を巡ることで、暑さを忘れてリラックスできます。さらに、この時期はトロピカルフルーツが豊富に出回り、マンゴーやランブータンなど旬の果物を味わう絶好の機会です。帽子や日焼け止め、水分補給を忘れずに準備すれば、暑さの中でも存分に楽しめます。
雨季(6月〜10月)
6月から10月の雨季は突然のスコールが多いものの、午後になると雨が止むことが多いため、訪問は午後がおすすめです。この時期は気温が30℃前後で比較的過ごしやすく、雨上がりには市場周辺の緑が一層鮮やかになります。午後の時間帯は観光客もやや減少し、落ち着いた雰囲気の中でショッピングや食事を楽しむことができます。
雨季ならではの魅力として、水路の水量が増え、ボートツアーがよりスムーズに進むため、周囲の自然や伝統的な木造家屋の景観をより身近に感じられます。傘やレインコートを持参すれば、突然の雨にも対応でき安心です。
クローンラットマヨム水上マーケットの行き方3つ

クローンラットマヨム水上マーケットへは、バンコク中心部からタクシー、BTSとタクシーの組み合わせ、MRTとソンテウ(乗り合いタクシー)の3つの移動手段でアクセスできます。
アクセス方法によって所要時間やコストが異なるため、旅行のスタイルに合わせて選びましょう。


タクシーでのアクセス
バンコク中心部から最も簡単にアクセスできるのがタクシーです。タクシーを利用すれば、ドア・ツー・ドアで快適に移動できます。渋滞がなければ約30分で到着しますが、週末の朝は混雑するため、少し余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめです。
タクシー料金はメーターを使えば約200~300バーツですが、交渉制の場合は事前に金額を確認しておきましょう。
BTSとタクシーの組み合わせ
コストを抑えつつ快適に移動したい場合は、BTS(高架鉄道)とタクシーを組み合わせる方法がおすすめです。まず、BTSシーロム線で「バンワー(Bang Wa)駅」まで移動します。スクンビットエリアからなら約30分、運賃は最大で52バーツ程度です。
バンワー駅からはタクシーを利用し、マーケットまで約15分(50~100バーツ)で到着します。この方法なら、渋滞を避けつつスムーズに移動できます。
MRTとソンテウの組み合わせ
最もローカルな雰囲気を味わいながら行きたいなら、MRT(地下鉄)とソンテウ(乗り合いタクシー)を利用する方法があります。まず、MRTブルーラインで「バンケー(Bang Khae)駅」まで行きます。
そこからマーケット方面へ向かうソンテウに乗れば、約20分で到着します。ソンテウの料金は10~20バーツと格安ですが、ルートによっては多少時間がかかる場合があります。現地の人々と一緒に移動することで、タイの暮らしをより深く感じられるでしょう。
クローンラットマヨム水上マーケットのおすすめグルメ3つ
クローンラットマヨム水上マーケットは、タイの味覚を手軽に楽しめるグルメの宝庫です。新鮮な食材を使った料理や、ここでしか味わえないローカルスイーツが豊富に揃っており、食べ歩きが好きな方にはたまりません。
リーズナブルな価格で本場の味を堪能できるのも魅力。ここでは、訪れたらぜひ食べてほしいおすすめグルメ3つをご紹介します。
シーフードの炭火焼き
マーケットの屋台でひときわ目を引くのが、新鮮なシーフードの炭火焼き。エビ、イカ、ホタテ、カニなどがその場で豪快に焼き上げられ、炭火の香ばしい香りが辺りに漂います。特におすすめは大ぶりのエビで、プリプリとした食感と甘みが口いっぱいに広がり、シーフードソース(ナムチムシーフード)のピリ辛さが旨味を引き立てます。
ホタテはバターで焼かれ、コクのある風味がクセになります。価格はエビが1皿200〜300バーツ、ホタテやイカは100〜150バーツ程度とボリュームの割にリーズナブルです。水辺で焼きたてを頬張れば、マーケットの雰囲気を一層楽しめます。
クイッティアオ・ルア(船麺)
クイッティアオ・ルアは、タイの伝統的な麺料理で「船麺」とも呼ばれています。もともと船上で売られていたことが由来で、濃厚な豚骨や牛骨スープにガーリックや各種スパイスが効いた深みのある味わいが特徴です。麺はセンレック(中細麺)、センヤイ(平麺)、バミー(卵麺)から選べ、好みの食感で楽しめます。
スープは程よい塩気と香辛料の風味が合わさり、一口食べればクセになる美味しさで、1杯15〜20バーツとお手頃な価格なため、2〜3杯食べ比べをするのもおすすめ。テーブルには唐辛子やお酢などの調味料が用意されており、自分好みに味を調整して楽しめます。小腹が空いた時や食べ歩きの合間にぴったりの一品です。
カオニャオ・マムアン(マンゴーともち米のデザート)
タイを代表するスイーツ、カオニャオ・マムアンは、デザート好きなら外せない一品。完熟マンゴーの甘さと、ほんのり塩気の効いたもち米(カオニャオ)、そして濃厚なココナッツミルクが絶妙に調和し、口に入れた瞬間に南国の風味が広がります。
もち米は柔らかくモチモチしていて、マンゴーのフレッシュさと相まってクセになる美味しさです。1皿あたり60〜80バーツと手頃で、見た目も鮮やかなので写真映えも抜群。特にマンゴーが旬を迎える3月から5月に訪れると、より甘く濃厚な味わいを楽しめます。
クローンラットマヨム水上マーケットの服装
クローンラットマヨム水上マーケットを訪れる際は、暑さと歩きやすさを考慮した服装がベストです。市場は屋外にあり、日差しが強いため、通気性の良い薄手の服を選ぶと快適に過ごせます。タイは高温多湿の気候なので、Tシャツやリネン素材のトップス、ショートパンツや軽いロングパンツがおすすめです。
また、市場内の地面は舗装されていない部分も多く、水辺や屋台の周辺では滑りやすい場所もあるため、サンダルよりもスニーカーや歩きやすいシューズが適しています。帽子やサングラス、日焼け止めも持参すると、炎天下でも快適に過ごせるでしょう。雨季(5月~10月)に訪れる場合は、軽量の折りたたみ傘やレインコートがあると便利です。
クローンラットマヨム水上マーケットの持ち物3つ

クローンラットマヨム水上マーケットを楽しむために、持っていくと便利な持ち物を3つ紹介します。暑さ対策や快適な移動のために、準備を万全にして訪れましょう。

現金(小額紙幣・コイン)
マーケットでは、多くの店舗がキャッシュレス決済に対応していないため、現金を持参することが必須です。特に、小額紙幣(20バーツ・50バーツ・100バーツ)やコインがあると便利で、スムーズに支払いができます。
市場の屋台やボートで販売される商品は比較的安価ですが、お釣りが不足している店も多いため、大きな紙幣を崩すのが難しいこともあります。食事代や買い物を考慮し、500~1000バーツ程度を細かく用意しておくと安心です。
ウェットティッシュ・ハンカチ
マーケットでは手づかみで食べる料理や屋台グルメが多く提供されるため、ウェットティッシュやハンカチは必須アイテムです。特に、フルーツや揚げ物を食べた後は手が汚れやすいので、除菌タイプのウェットティッシュがあると便利です。
また、市場内には手を洗う設備が少ないため、持参することで快適に食事を楽しめます。暑い日には汗をかくことも多いため、ハンカチやタオルも持っていくと役立ちます。

折りたたみバッグ
クローンラットマヨム水上マーケットでは、フルーツや雑貨、食品など、思わずたくさんの買い物をしてしまうことが多いため、バッグを持参すると便利です。
タイではプラスチック袋の使用削減が進んでおり、市場でも袋をもらえないことがあるため、コンパクトに折りたためるバッグがあると重宝します。また、濡れた商品や食品を入れる際には、ビニール袋を別途持っておくと安心です。
クローンラットマヨム水上マーケットの注意点3つ

クローンラットマヨム水上マーケットは、バンコクのローカルな雰囲気を楽しめる魅力的な場所ですが、訪れる際に気をつけたい点もあります。
特に、現金の準備や混雑時の対策、水辺の安全面には注意が必要です。ここでは、マーケットを快適に楽しむための3つの注意点を紹介します。
現金の準備を忘れずに
クローンラットマヨム水上マーケットでは、クレジットカードや電子決済が利用できない店舗が多いため、現金を持参する必要があります。特に、屋台やボート上で販売されている食べ物や雑貨は現金のみの対応がほとんどです。
高額紙幣はお釣りが不足することがあるため、20バーツや50バーツなどの小額紙幣を多めに用意しておくとスムーズに買い物ができます。マーケット内にはATMが少ないため、事前にバンコク市内で両替や現金を引き出しておくと安心です。

週末の混雑に注意
クローンラットマヨム水上マーケットは、週末限定で開催されるため、特に午前中から昼過ぎにかけて多くの観光客や現地の人々で賑わいます。混雑時は通路が狭くなることがあり、ゆっくり見て回るのが難しくなることもあります。人混みを避けたい場合は、開場直後の9:00頃に訪れるのがおすすめです。
また、混雑している時の移動の際は貴重品の管理には十分注意し、スリや置き引きに遭わないよう、バッグはファスナー付きのものを使うと安心です。
水辺での安全対策
マーケットの一部は運河沿いにあり、ボートでの買い物や水上ツアーを楽しむことができますが、足元には十分注意が必要です。桟橋やボートに乗る際は滑りやすくなっていることがあるため、サンダルやヒールの高い靴よりも、しっかりと歩けるスニーカーや履き慣れた靴を選ぶと安全です。
特に小さな子ども連れの場合は、手をしっかりつないでおくと安心です。また、水辺では誤ってスマートフォンや財布を落とさないよう、貴重品の管理にも気をつけましょう。
クローンラットマヨム水上マーケット以外のおすすめ水上マーケット
バンコク周辺には、クローンラットマヨム水上マーケット以外にも魅力的な水上マーケットが数多くあります。それぞれに個性があり、観光向けからローカル色豊かな市場までさまざまです。
ここでは、訪れる価値のある3つのおすすめ水上マーケットをご紹介します。異なる雰囲気やグルメを楽しみながら、バンコクならではの水上文化を満喫してみてください。
ダムヌンサドゥアック水上マーケット(Damnoen Saduak Floating Market)
タイで最も有名な水上マーケットの一つであるダムヌンサドゥアック水上マーケットは、バンコク中心部から車で約1時間半の距離にあります。色とりどりの小舟が水路を埋め尽くし、果物や野菜、土産物、ローカルフードが所狭しと並ぶ様子は圧巻です。
観光客向けの側面は強いものの、絵葉書のような景色と市場の喧騒が相まって、初めて訪れる人には特におすすめです。

バーンナムプン水上マーケット(Bang Nam Phueng Floating Market)
ローカルな雰囲気を味わいたい方には、バーンナムプン水上マーケットがおすすめです。バンコク中心部から車で約30分とアクセスが良く、「バンコクの緑の肺」と呼ばれるプラプラデーン地区に位置しています。
屋台で提供される「ホーイトート」(カリカリの牡蠣オムレツ)や、タイの野菜を使ったカレーがおすすめです。水路沿いの散策路を歩きながらのんびりとした時間を過ごせるのが魅力で、都会の喧騒を離れてリラックスしたい方にぴったりです。

タリンチャン水上マーケット(Taling Chan Floating Market)
バンコク中心部から車で約20分とアクセス抜群のタリンチャン水上マーケットは、週末のみオープンするローカルマーケットです。観光客だけでなく現地の人々も多く訪れ、家庭的な雰囲気が漂っています。市場内には伝統的なマッサージサービスもあり、ショッピングや食事の合間にリフレッシュするのもおすすめです。観光とタイの文化の両方を楽しみたい方におすすめなスポットです。
まとめ
クローンラットマヨム水上マーケットは、バンコクのローカルな雰囲気を味わいながら、新鮮な食材やタイ料理、手作り雑貨などを楽しめる魅力的なスポットです。観光客向けの水上マーケットとは異なり、現地の人々の日常に触れることができ、のんびりとした時間を過ごせます。マーケットを満喫するためには、現金を用意し、混雑を避けるために早めの時間に訪れるのがおすすめです。
また、水辺のエリアでは安全に気をつけながら、ボートツアーなどを楽しむとより充実した時間を過ごせます。バンコクの都会の喧騒を離れ、ローカルな市場の雰囲気を味わいたい方にぴったりの観光スポットです。週末の小旅行として、ぜひ訪れてみてください。