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メークロン市場を観光するには?線路にオープンするマーケットの楽しむ方法

市場の真ん中に現役で使われている線路があり、その両脇にお店を開いていることで有名なメークロン市場。この市場は、列車が通るたびに線路脇に並べられた商品を片づけて傘をたたみ、通り過ぎるとまた元通りにする迫力とスリルのある光景が有名な観光スポットになりました。

線路脇ではこの光景を撮ろうと、カメラを抱えた観光客が列車が通る瞬間を待ち構えています。この記事では、世界でも珍しい線路市場「メークロン市場」を紹介します。

目次

メークロン市場とは

メークロン市場(Mae Klong Railway Market)はバンコクの西部サムットソンクラーム県のメークロン駅近くの線路脇で、野菜や魚などの露店が軒を並べる市場です。ここでは、メークロン市場が位置するエリアや歴史などの基本情報を紹介します。

基本情報

メークロン市場は、外国人観光客向けの市場ではなく、メインの顧客は地元の人たちです。売られているのは、メークロン名産品の鯵のような魚を樽に詰めた「プラトゥー」や果物、野菜などの食品や日用品などです。

この市場は、メークロンとバーンレームを行きかう列車が来るたびにお店をたたんで、通過すると再開する珍しい光景がテレビなどで紹介されて有名になりました。

今では、この市場を見ようとたくさんの外国人観光客が訪れるようになり、市場と近郊のアンパワー水上マーケットを合わせて巡るツアーは人気観光コースです。

メークロン市場の歴史

メークロン市場では列車が通過するたびにお店をたたんで、再開するようになったのは1984年頃からです。元々は線路沿いにある生鮮商品や日用雑貨を売るローカル市場が、メークロン駅に発着する列車が1日8本と少なかったことから。

列車が通らない時間を利用して線路上にはみ出して商品を並べ、今のような市場になったと言われています。地元では列車が来ると一斉に傘をたたむことから「タラ―ト(市場)・ロム(傘)・フープ(たたむ)」と呼ばれています。

メークロン市場のあるサムットソンクラーム県とは

サムットソンクラーム県は、バンコクの南西約75㎞に位置するタイの77都県で最も小さい県で、面積は約416㎢で東京都の5分の1ほどです。メークロン川の下流に位置しているため、たくさんの運河が張り巡らされていることから、昔から水の要所として発展してきました。現在は川べりの長屋風の民宿は、ノスタルジックな風情をかもし出しています。

観光スポットとしては、線路上に展開する「メークロン市場」やホタル観賞で人気の「アンパワー水上マーケット」があります。

観光の所要時間

メークロン市場の最大の見どころは、列車が通過する時間です。この光景を見逃すと何処にでもある市場と変わりませんので、列車の本数が少ないため1時間前には到着して余裕を持ちたいところです。

列車の通過を待つ間にお店を巡りながら、どの商品も現地価格でお得なので気に入ったものがあったら購入してみましょう。市場はそれほど広くはないので、観光の所要時間は1時間ほどが目安です。また、市場観光と近郊の水上市場を合わせたコースが人気で、半日で観光ができます。

メークロン市場観光の楽しみ方

メークロン市場観光の醍醐味は、線路脇に広げられた露店と線路を通過する列車が瞬間を見られることです。列車は人が早足で歩くほどの速度で徐行するため、列車から市場の景色を眺めることもできます。さらに、露店で販売している地元の人たちとのふれあいや、周辺の散策など素朴なタイの姿を見ることができます。

ここでは、このように魅力満載のメークロン市場観光の楽しみ方を紹介します。

露店の真横を列車が通過

メークロン市場の風物詩ともいえるのが露店の脇を列車が通過する瞬間です。列車が近づくことを伝えるクラクションが鳴ると同時に、傘をたたむこの瞬間が有名な景色になりました。

列車が通る瞬間を見るだけでなく、列車が近づくとお店や傘をしまう手際よさと、通過した後に元通りにお店を再開する速さには感心させられます。ほかでは見られない、このような光景がメークロン市場の魅力です。

ぶらぶら歩く

メークロン市場の西側はすぐにメークロン駅です。さらに、市場と駅を横切るようにペットサムット通りが南北に通っています。この通りはたくさんのお店が軒を構える商店街なので、バンコクでは味わえない素朴なタイ地方都市の散策ができます。

また、メークロン駅や停車中の列車には自由に入ることができます。駅に到着した列車は30分から1時間停車するので列車にも乗れます。

写真撮影

メークロン市場ではぜひ写真に納めたい瞬間があります。列車が来る前に露店が傘を線路上に張り出して商品を線路わきに並べて、観光客が線路の中を歩いて買い物をする風景。次に、露店の人たちが列車が来る前に傘をたたむ風景。最後にメークロン駅に向かう列車が市場を通過する風景。この3つの風景を写真に納めましょう。

列車に乗る

メークロン市場観光は市場と通過する列車を見学するだけではありません。列車からメークロン市場を見学することもできます。

市場を通る列車はタイ国鉄のメークロン線で、サムットサコーン県のバーンレーム駅からメークロン駅を結ぶ路線距離が33.75㎞で、2駅と12の停車場があります。ここを走る列車に乗って、のどかなタイの景色や市場を眺められるのは列車ならではの旅です。

お土産を買う

メークロン市場は、地元の人たちが日常的に利用するローカル市場のため、売られているのは肉、野菜、果物、魚などの生鮮食品や衣料品、雑貨品などです。

バンコクで外国人観光客相手の市場とは違い、お土産になるような商品はあまり売られていませんが、変わったデザインのTシャツや雑貨品などもあるので、それらを探してみるのもメークロン市場の楽しみです。

メークロン市場を通過する列車の時刻表

タイの鉄道は、日本の鉄道のように時間に正確ではなく、バンコクみたいに運転間隔が短く路線が多いと遅れがちです。

しかし、メークロン線は、距離が短く1つの路線のため比較的時間通りに運行します。1日4往復と少ない本数なので、時間に余裕を持って到着するようにしましょう。

  • メークロン駅発着の時刻表
  • メークロン駅発:6時20分・9時・11時30分・15時30分
  • メークロン駅着:8時30分・11時10分・14時30分・17時40分

時刻表は2024年5月15日現在のものです

メークロン市場観光のベストシーズン

タイは年間を通して温暖な気候ですが、すべて同じ気候ではなく大きく分けて乾季(11月〜2月)、暑季(3月〜5月)、雨季(6月〜10月)の3つの季節があります。それぞれの気候には特徴があるので、ここではメークロン市場の観光に適した季節を紹介します。

11〜3月(乾季)

メークロン市場観光のベストシーズンは11〜3月です。この時期のタイは乾季と呼ばれて、雨が降らず日中の最高気温は30℃くらいなので、観光に適しています。中でも12月から1月上旬にかけては気温が最も下がるので最高の観光シーズンです。

6~10月(雨季)

観光客が少ない時期を選ぶなら雨季がおすすめです。雨季にあたる6月から10月はほぼ毎日雨が降りますが、日本のように1日中雨が降り続くことはほとんどなく、スコールのような雨が1〜2時間降る程度です。短時間でも凄まじい雨量なので降っている間は外を歩くことはできませんが、雨が降った後は気温が下がるので快適に観光ができます。

4〜5月の暑季は観光に向かない?

タイで最も暑い時期は暑季と言われる4〜5月です。日中の気温は40℃近くまで上がり、夜間も30℃以上になるため、タイ人でもこの時期の外出は極力控えます。

快適な旅行をするには暑季は避けたいですが、日本はゴールデンウイークがあり、この時期しか旅行に行けない方もいらっしゃるでしょう。

暑季にメークロン市場を観光する際は日傘を用意して、極力直射日光を避けて十分な水分補給をしましょう。バンコクから移動の際は車は冷房が効いているので快適です。列車は冷房がありませんが、窓が全開なので走行中に暑さは感じないでしょう。

それぞれの服装

メークロン市場観光に適した服装は、どの季節でも日本の真夏の服装が基本です。さらに、日除けの帽子や傘、歩きやすいシューズを用意しましょう。ミニバスやタクシーで出かける際は、車内の冷房が効きすぎていることがあるので、寒さ対策として薄手のガウンがあると快適です。

メークロン市場へのアクセス・行き方

メークロン市場へのアクセス方法はロットゥーと呼ばれるミニバスやタクシー、列車などがあります。さらに、水上マーケットとパックになったツアーを利用すれば、効率良く回ることがでるので、ご自身の旅のスタイルに合った行き方を選びましょう。

タクシー・配車サービス

最もストレスなく効率よく移動できるのがこの方法です。タクシーはホテルのレセプションにスケジュールを伝えればホテルまで呼んでもらえます。タイでは配車アプリはGrabとBoltが使えます。配車アプリを利用する時の注意点は、メークロン市場周辺はタクシーがほとんどいないため帰りの車が捕まらない可能性が高いので、行きの車で帰りも乗れるよう交渉しましょう。

料金は、Grabでバンコク中心部からメークロン市場までは約900バーツ(約3,800円)なので、チャーターした場合の料金はガソリン代込みで2,500バーツ(約10,500円)が目安です。

列車

メークロン市場観光だけでなく、往復の旅も楽しみたい方におすすめなのが列車でのアクセスです。移動方法は、バンコク中心街からはBTSシーロム線のウォンウェンヤイ駅下車で国鉄ウォンウェンヤイ駅まで徒歩約10分。

ウォンウェンヤイからマハチャイ駅行きに乗車して、終点のマハチャイ駅下車。

マハチャイ駅で渡し船に乗りバーンレーム駅。

バーンレーム駅からメークロン行きの列車に乗り終点メークロン駅に到着。

ウォンウェンヤイ駅から3時間ほどかかりますが、南国タイの列車の旅が体験できるため、人気のアクセス方法です。

ミニバス(ロットゥー)

メークロン市場に行く方法で最も多いのがミニバスのロットゥーの利用です。乗車場所はBTSモーチット駅またはMRTガンペーンペット駅からタクシーで約5分の北バスターミナルのミニバス乗り場。もう一つは旧南バスターミナルです。旧南バスターミナルの方がメークロンに近く料金も安いですが、アクセスが難しいので北バスターミナルがおすすめです。

料金:北バスターミナル100バーツ(約420円)・旧南バスターミナル60バーツ(約252円)

ツアー

メークロン市場観光は水上マーケットとセットのツアーがあります。ツアーはガイドも同行するので、タイに初めて来た方にはおすすめです。

人気のアンパワー水上マーケットとのツアーのスケジュールは午前中にメークロン市場を観光して、水上マーケットを観光します。料金は2,000バーツ(約8,400円)ほどで効率良く観光ができます。

メークロン市場観光の注意点

メークロン市場はバンコク郊外に位置して、市場の風景と通過する列車を見学する観光スポットです。そのため、ほかの市場観光と違った注意点があります。ここでは、安全にメークロン市場観光をするための注意点を紹介します。

時刻表を確認する

メークロン市場観光の醍醐味は、市場を通過する列車の見学です。メークロン市場を通過する列車の本数は1日4往復、8回と限られています。これを逃すと、次の列車まで待たなければなりません。また、タイの国鉄は予定の時刻より大幅に遅延することがあるので、時間に余裕をもって観光しましょう。

列車に注意

市場を通過する列車は徐行運転をしていますが、露店と列車の間は人が立てないほどの間隔しかありません。そのため、間近での見学や、撮影をするために身を乗り出しすぎると、列車に接触することがあります。また、線路内に立入り動けなくなると大変危険です。このようなことにならないように安全には十分注意しましょう。

スリに注意

メークロン市場は人気の観光スポットのため、列車が通過する時間はたくさんの観光客で混み合います。このような時間帯はスリにとっては格好の瞬間です。写真撮影や列車を見学するのに夢中になりすぎて、自分の荷物のことを忘れてしまうと危険です。スリの被害を防ぐためには自分のバッグは体の前で持ち、財布などはお尻のポケットに入れないなどの対策をしましょう。

メークロン市場とあわせて行きたい観光スポット

メークロン市場は1時間ほどで見学できますが、バンコクからは往復3時間以上もかかります。市場の観光だけではもったいないので、近郊の観光スポットにも立ち寄ってみましょう。

ここでは、メークロン市場と合わせて行きたい観光スポットを紹介します。

ダムヌン・サドゥアク水上マーケット

ダムヌン・サドゥアク水上マーケットはラチャブリ県のメークロン川に位置する観光用に開発された水上マーケットです。この市場には水路を小舟に乗って水上で物を売る人が行きかいます。そのお店をボートに乗って見て回るのが醍醐味です。

ボートをチャーターして30分500バーツ(約2,100円)で市場散策ができます。また、エンジン付きのボートでの運河巡りは30分1,000バーツ(約4,200円)です。

  • 住所:DomnoenSaduak,DamnoenSaduakDistrict,Ratchaburi
  • 営業時間:午前7時~午後5時(午前10時頃までが活気のある時間帯)
  • 休業日:なし

レッドロータス水上マーケット

レッドロータス水上マーケットは、2017年にオープンしたSNS映えするフォトスポットとして人気の水上マーケットです。この水上マーケットは、ボートに乗って真っ赤な睡蓮(スイレン)の池を散策するツアーが人気で、ドローンで空中から撮影するサービスもあります。

  • 住所:BangLen,BangLenDistrict,NakhonPathum
  • 営業時間:午前8時~午後5時
  • 料金:ボートツアー(1人)100バーツ(約420円)、ドローン撮影300バーツ(約1,260円)

アンパワー水上マーケット

アンパワー水上マーケットは、メークロン川のアンパワー運河沿いに古い長屋やタイ伝統の家が残る、古き良きタイの生活が見られます。市場は週末の午後から夜の営業で、運河の両岸にはお土産店や海鮮料理、スイーツのお店などが建ち並んでいます。

また、アンパワーはホタルが集まることで有名なので、夕方からボートに乗ってホタル鑑賞ができます。

  • 住所:Amphawa,AmphawaDistrict,SamutSongkhram
  • 営業時間:毎週土・日午後3時~午後9時
  • ホタル鑑賞:乗り合いボート1人50バーツ前後(約210円)

マハチャイのシーフード

マハチャイはメークロン市場に行く時の乗換駅で、バンコクの西約45㎞に位置する漁港の街として有名です。マハチャイ駅周辺には大きな市場があり、ここからタイ各地に新鮮な水産物が運ばれていきます。マハチャイはシーフードのレストランがたくさんありますが、その中でも美味しいシーフードが食べられると人気のレストランが、市場の先の船着場に隣接する「Tarua(タールア)Restaurant」です。

ここでは、吹き抜けの店内でシーフードを食べながら目前のターチン川や、川向うにはメークロンに向かう始発駅のバーンレーム駅が眺められます。

  • 住所:859Setthakit1Road,MahaChai,SamutSakhon
  • 電話:66-65-096-4690
  • 営業時間:午前10時~午後9時30分
  • 休業日:なし

まとめ

メークロン市場は線路の脇に露店を開き、列車が来るたびに傘をしまうあまりにも珍しい光景は、日本のテレビや動画で取り上げられtことがある有名な観光スポット。実際に現地で体験すると想像以上のスリルと迫力を楽しむことができます。

さらに、線路上を歩いたり、停車している列車に乗り込むという日本ではできない体験がメークロンではできます。バンコクからは半日で観光できるので、一度は行ってみたい観光スポットです。

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この記事を書いた人

タイ旅行でさまざまな都市をバックパックひとつで旅をする。プーケットにてスキューバダイビングのインストラクター資格を取得。バンコク在住歴は10年。

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