タイに行く前に悩むことの1つに、通貨の両替があります。日本国内で両替して行くか、現地で両替するか、クレジットカードの普及率はどのくらいか、など悩むところです。
両替の他にも、「Visa」や「Plus」という表示があるATMでお金を引き出す方法もあります。
今回は、タイのバンコク市内で両替できる場所や、タイの通貨についてご紹介します。
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タイの通貨概要

タイの通貨はバーツ(THB)で、1バーツは100サタンに分かれています。紙幣は20、50、100、500、1,000バーツがあり、硬貨は1、2、5、10バーツが一般的。旅行時には現金とクレジットカードの併用が便利です。
タイの通貨
タイの公式通貨はバーツ(THB)で、国内全域で使用されます。紙幣は20、50、100、500、1,000バーツの5種類があり、硬貨は1、2、5、10バーツのほか、25サタンや50サタンも存在します。
為替レートは変動しますが、1バーツは約4円前後(2024年時点)。観光地ではクレジットカードが使えますが、ローカル市場や屋台では現金が必要な場合が多いため、小額紙幣を用意しておくと便利です。
お札 (紙幣) の種類
- 20バーツ(約70円)
- 50バーツ(約175円)
- 100バーツ(約350円)
- 500バーツ(約1,750円)
- 1,000バーツ(約3,500円)
小銭 (硬貨) の種類
- 1バーツ(約3.5円)
- 2バーツ(約7円)
- 5バーツ(約17円)
- 10バーツ(約35円)
サタン (硬貨) の種類
- 25サタン(約0.87円)
- 50サタン(約1.7円)
基本的にどんな商品を購入しても消費税は7%かかります。また、飲食店などの場合は7%の他に約10%のサービス料がかかることがあります。
バンコク市内のおすすめ両替所

バンコクでお得に両替するなら、市内の両替専門店がおすすめです。ショッピングモール内の両替所も便利ですが、空港より市内の方がレートが良い傾向にあります。バンコクにいくつもある両替所の中で、レートがよい両替所を3つご紹介します。


D.A.T Exchange
BTSプロンポン駅から徒歩1分、お土産で有名な「NaRaYa」の近くスクンビットソイ24通りにあります。プレハブのようなこじんまりとしたお店ですが、高レートで待ち時間が少ないので隠れた人気両替所です。
タニヤスピリッツ
BTSサラデーン駅から徒歩1分、歓楽街として知られるタニヤ通りにある酒屋の中に併設された両替所です。
基本的には、円⇔バーツの両替のみの取り扱いです。取り扱い通貨が少ないので、待ち時間も少なく、レートもよいです。また、22:30まで開いているのも便利です。
スーパーリッチタイランド・スーパーリッチ1965
BTSチットロム駅から徒歩10分、セントラルワールドという大型モールの近くに2店舗並んで営業しています。2店舗ともレートがよいとの評判です。
取り扱い通貨が多いので、時間帯によっては待ち時間が長くなりますが、日本円からバーツ以外の通貨への両替、バーツ以外の通貨から日本円への両替をしたい方にはおすすめです。
バンコクの空港で両替する方法
バンコクのスワンナプーム国際空港(BKK)とドンムアン空港(DMK)には、銀行系の両替所やATMが多数あります。
到着ロビーの両替所は24時間営業ですが、市内よりレートが悪いため、最低限の金額を両替し、市内で追加両替するのがおすすめです。
空港での両替は最低限で

バンコク市内には、スワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港という2つの空港があります。
日本から来る場合、タイ航空、ANA、JALなどはスワンナプーム国際空港に到着し、エアアジア、ノックスクート、ライオンエアなどのLCC航空はドンムアン国際空港に到着します。
どちらの空港も空港内に銀行が入っているので、到着してすぐに両替することが可能ですが、レートがよいとはいえないので、市内までのタクシーや乗り物代金だけを両替することをおすすめします。
市内までの移動であれば、500バーツ(約1,750円)もあれば十分でしょう。

バンコク市内で両替できる場所

バンコクでは、主要なホテルや銀行でも両替が可能です。レートはあまり良くありませんが、信頼性が高く、安全に両替できるため、初めての旅行者にもおすすめです。
銀行の両替所はショッピングモールや観光エリアに多く、営業時間は平日8:30〜15:30が一般的ですが、大型モール内の支店は夜まで営業していることもあります。
ホテルや銀行
バンコク市内では、宿泊先ホテルや街中の銀行、両替所などで両替することができます。
観光地やホテルが多い地域には、両替所がいたるところにあります。また、大型のショッピングモールにも両替所が設置されていたり、BTSアソーク駅には駅構内に両替所があります。
手数料に注意
両替の手数料は両替場所によって異なります。両替の際には、パスポート原本が必要となります。
どこで両替をしても、必ずその場で両替の値段はきちんと確認しましょう。銀行などであっても計算ミスの恐れがあります。その場を立ち去った後に間違いに気づいても証拠がないので、返金される可能性が低くなります。
バンコクで両替しない場合
クレジットカードは使える?

旅先でクレジットカードを使用できるかどうかによって、両替する金額が変わってきます。
バンコク市内では利用可能
バンコク市内で過ごす場合には、クレジットカードが利用できる場所がほとんどです。
衛生的なタイ料理レストランや観光地、大型ショッピングモール、スーパーマーケットなどは、ほとんどがクレジットカードの利用が可能です。
バンコク市内で利用できない場所
屋台や食堂などのローカル店舗、タクシーや電車などの交通手段などはクレジットカードが使用できないことが多いです。
また、お土産スポットで有名なチャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットなどでの買い物もクレジットカードが利用できないことが多いです。
年会費が無料で審査基準が低いクレジットカードなどは、海外で利用できない場合もあります。
バンコクで両替しないで現金を得る方法
バンコクでは、クレジットカードが広く利用でき、ショッピングモール、ホテル、レストランなどで便利に決済できます。特にVISAやMastercardが一般的です。
ただし、市場や屋台、タクシーでは現金が必要なこともあるため、小額の現金を持っておくと安心です。
銀行ATMで引き出し

タイのATMでも、「Visa」や「Plus」などのロゴマークがついている場合はクレジットカード、デビットカード、トラベルプリペイドカードでの海外キャッシングが可能です。
キャッシングは利息がかかりますが、海外旅行からもどり次第、一括で返済する場合、現地で両替をして手数料を支払うよりも利息が安い場合もあります。
現金を持ち歩くのが心配な人や、両替の時間を省きたい人には、海外キャッシングがおすすめです。クレジットカードの種類によっては利用できないこともあるので、海外に行く前にカード会社に確認しておきましょう。
また、海外旅行保険やショッピング保険が付帯されているカードを持って行くと、旅行先での傷害や病気、盗難などのトラブルにも安心です。
まとめ
今回は、タイ・バンコク市内で両替ができる場所や現地通貨を手に入れる方法などについてご紹介しました。
訪れる場所や予算、滞在日数に合わせて、両替、海外キャッシング、クレジットカード利用を組み合わせることをおすすめします。
また、いざという時のために、海外旅行保険やショッピング保険が付帯されているクレジットカードは必ず持っておくことをおすすめします。