バンコクには多くの観光スポットがありますが、その中でも「ジム・トンプソンの家」は一際特別な存在です。静寂に包まれたこの場所は、賑やかなバンコク市内でタイの伝統文化を感じられるオアシスとして親しまれています。
美しい庭園や伝統的なタイ建築、そしてジム・トンプソンが愛したアートコレクションが詰まったこの家は、タイの歴史と文化の魅力が詰まっています。
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ジム・トンプソンの家概要

ジム・トンプソンの家は、バンコク中心部に位置するタイ伝統建築の美しい邸宅で、タイシルク産業の復興に貢献したアメリカ人実業家ジム・トンプソンの元住居です。
現在は博物館として公開されており、彼が収集した東南アジアの美術品やシルク製品を鑑賞できます。静かな庭園と美しい木造建築が魅力で、バンコクの喧騒を離れて文化と歴史に触れられる人気スポットです。
ジム・トンプソンとは
ジム・トンプソン(James Harrison Wilson Thompson)は、1906年にアメリカで生まれた建築家であり、第二次世界大戦後にタイに移住してタイシルク産業を世界に広めた実業家です。戦後のタイでは伝統的なシルク産業が衰退していましたが、トンプソンはその美しさに魅了され、シルク生産者と協力して高品質なタイシルクを国際市場に紹介。特に、ニューヨークやパリのファッション業界で大きな注目を集めました。
彼の功績により、タイシルクは世界的なブランドとなり、多くのタイの人々が恩恵を受けることになりました。1967年にマレーシアで謎の失踪を遂げたことで、その人生にはいまだに多くの謎が残っていますが、彼の業績は今でもタイ国内外で高く評価されています。
タイシルク
タイシルクは、鮮やかな色合いと光沢が特徴の伝統的な織物で、タイの文化と歴史に深く根付いています。ジム・トンプソンは、伝統的な手織り技法を守りつつ、デザインや品質の向上に力を入れることで、タイシルクを世界的に有名にしました。特に、色鮮やかな模様と柔らかな手触りが魅力で、スカーフやドレス、インテリア用の生地として幅広く使用されています。
ジム・トンプソンの家では、シルクの織り方や染色工程を見学でき、職人たちが一枚一枚丁寧に作業する様子を間近で見ることができます。館内のギフトショップでは、美しいシルク製品が販売されており、旅行のお土産や贈り物としても大変人気です。タイシルクの魅力を直接体感できるこの場所は、伝統工芸に興味のある方に特におすすめです。
ジム・トンプソンの家の見どころ3つ
ジム・トンプソンの家は、タイ伝統建築の美しさと豊かな文化遺産を堪能できる人気の観光スポットです。館内では、彼が収集した美術品やシルク産業に関する展示を通じて、タイと東南アジアの歴史を深く理解できます。静かな庭園や趣のある建物も魅力で、文化・芸術好きの方には特におすすめです。
美しいタイ伝統建築
ジム・トンプソンの家は、タイ伝統様式の木造住宅を6軒組み合わせて建てられており、その建築美は圧巻です。建物はすべて上質なチーク材で造られ、釘を使わずに組み立てられた伝統的な工法が用いられています。高床式構造や急な屋根、精緻な彫刻が施された窓枠など、タイの伝統美が随所に感じられるデザインです。
また、彼が西洋文化を取り入れて設計したインテリアは、タイの伝統とモダンな感性が融合したユニークな空間を生み出しています。家の中を歩くと、ひんやりとした木の床の感触や、開放的な窓から差し込む柔らかな光が心地よく、タイの古き良き時代にタイムスリップしたような気分が味わえます。
美術品コレクション
館内には、ジム・トンプソンが生涯をかけて集めた東南アジアの美術品が数多く展示されています。特に見応えがあるのは、タイやカンボジア、ラオスの仏像や陶磁器、伝統絵画などで、これらは19世紀から20世紀初頭の貴重な品々です。中でも、アンコール・ワット様式の石像や、繊細な金箔装飾が施された仏像は見逃せません。
展示物は美術館のようにガラスケースに入っているものもあれば、家具のように自然に配置されているものもあり、ジム・トンプソンが日常生活の中で美術品を楽しんでいた様子がうかがえます。東南アジアの歴史や文化を深く知りたい方には、館内ガイドツアー(日本語対応もあり)に参加するのがおすすめで、展示品にまつわる興味深いエピソードを聞くことができます。
緑豊かな庭園
邸宅を取り囲む緑豊かな庭園は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間です。庭園には熱帯植物が生い茂り、蓮の花が咲く池や趣のある石畳の小道が整備されており、自然の中でゆっくりと散策が楽しめます。ジム・トンプソンは庭園のデザインにもこだわり、家と自然が調和するように設計しました。
木陰に座って庭を眺めれば、鳥のさえずりや葉擦れの音に癒され、心が穏やかになります。庭園内にはカフェも併設されており、冷たいドリンクやスイーツを楽しみながら、緑に囲まれたリラックスタイムを過ごすのもおすすめです。特に、朝の時間帯は訪れる人も少なく、静かな雰囲気を満喫できるため、ゆったりとした観光を求めるカップルや家族連れにおすすめです。
ジム・トンプソンの家の見どころ

訪問者を最初に迎えるのは、美しく手入れされた庭園です。熱帯植物が茂るこの庭園は、都会の喧騒を忘れさせる静寂を提供してくれます。家の内部では、タイシルクの美しさやジム・トンプソンが集めた貴重な美術品が目を引きます。例えば、16世紀から19世紀にかけてのタイや東南アジアの工芸品、陶器、木彫りの仏像などがあります。
特に注目すべきは、ジム・トンプソンが自ら設計に関与した建物の配置や内装で、タイの伝統的なデザインと西洋の実用性が見事に融合されています。英語や日本語のガイドツアーも充実しており、彼の人生やタイシルク業界における功績について詳しく学ぶことができます。
ジム・トンプソンの家への行き方3つ
ジム・トンプソンの家は、BTS「ナショナルスタジアム駅」から徒歩5分とアクセス抜群です。
また、タクシーや配車アプリ、公共バスも利用で手軽に訪れることもでききます。以下ではそれぞれの移動手段について紹介していきます。

BTSスカイトレインを利用
ジム・トンプソンの家へは、バンコク市内を効率よく移動できるBTSスカイトレインの利用が便利です。最寄り駅はスクンビット線の「ナショナルスタジアム駅(National Stadium)」で、1番出口を出て徒歩約5分の距離です。
駅からは案内板が設置されており、迷わず到着できるでしょう。渋滞の多いバンコクでは、BTSは時間を節約できる移動手段として人気があります。ショッピングモール「MBK(マーブンクローンセンター)」なども近く、観光のついでに訪れるのにもおすすめです。

タクシーや配車アプリを利用
タクシーや配車アプリ「Grab」を使えば、ジム・トンプソンの家まで直接アクセスできます。目的地は「Jim Thompson House」と伝えるだけで運転手に伝わります。料金は出発地によりますが、市内中心部からだとおおよそ100~200バーツが目安です。
交通量の多い時間帯には移動時間が増える可能性があるため、時間に余裕を持って移動すると安心です。便利で手軽な方法ですが、タクシー利用時はお釣りのない場合もあるので小銭を準備しておきましょう。

バスを利用する方法
公共バスは安価な移動手段として利用できます。ジム・トンプソンの家付近を通る路線として、29番や34番などがあります。ただし、バンコクのバスは路線が複雑で英語表記が少ないため、初心者にはややハードルが高いかもしれません。
また、停留所がわかりにくいこともあるため、事前にバスの運転手に「ジム・トンプソンハウスに行きたい」と伝えると良いでしょう。料金は10~20バーツと非常にリーズナブルなので、現地の人々の暮らしを体験したい方にはおすすめの手段です。
ジム・トンプソンの家の料金

ジム・トンプソンの家の入場料は、観光客とタイ在住者で異なる場合があります。一般的な観光客の入場料は大人200バーツ、学生は100バーツとなっています。12歳未満の子どもは無料で入場できます。料金には博物館内部の見学およびガイドツアーが含まれており、英語、日本語、中国語などのガイドが提供されます。
また、チケット購入の際にクレジットカードが利用可能であるため、現金を持ち合わせていなくても安心です。美しい庭園や文化的な展示を楽しむためには、約1~2時間の滞在を見込むと良いでしょう。
ジム・トンプソンの家のお土産
ジム・トンプソンの家に併設されたギフトショップでは、高品質なタイシルク製品をはじめ、シルク雑貨やアクセサリー、文房具など多彩なお土産が揃っています。
おしゃれで実用的なアイテムが多く、家族や友人への贈り物はもちろん、自分への記念品にもおすすめです。価格帯も幅広く、手軽なお土産から高級アイテムまで選べるのが魅力です。
高品質なタイシルク製品
ジム・トンプソンの名を世界に広めたタイシルク製品は、ギフトショップで最も人気のあるお土産です。シルクは光沢が美しく、しなやかな手触りが特徴で、スカーフやショール、ネクタイ、クッションカバーなどが揃っています。特にシルクスカーフは、鮮やかな色彩とタイの伝統模様が施されており、1枚約2,000〜5,000バーツほどで購入可能です。
ネクタイは約1,500〜3,000バーツで、ビジネスシーンでも使える上品なデザインが揃っています。耐久性とデザイン性を兼ね備えているため、長く愛用できるのが魅力です。高級感があるため、大切な人への贈り物や自分へのご褒美におすすめです。
シルク雑貨
手軽に持ち帰れるお土産を探している方には、シルクを使った雑貨がおすすめです。化粧ポーチ(約500〜1,200バーツ)、コインケース(約300〜700バーツ)、パスポートカバー(約600〜1,000バーツ)など、カラフルで実用的なアイテムが豊富に揃っています。
特にポーチは旅行や普段使いに便利で、鮮やかな色合いや伝統柄がアクセントになり、女性に人気です。また、軽量でかさばらないため、荷物が多い旅行中でも気軽に購入できます。友人や同僚への手頃な価格のお土産としても喜ばれるでしょう。
アクセサリーや文房具
おしゃれなアクセサリーや文房具もジム・トンプソンのギフトショップで人気のアイテムです。シルクを取り入れたブレスレットやネックレスは約800〜2,000バーツで購入でき、エレガントで特別感のあるデザインが特徴です。
文房具では、シルクカバー付きのノート(約400〜800バーツ)やしおり(約200〜400バーツ)が揃い、タイらしいデザインが施されているため、旅行の記念やお土産にぴったりです。特にビジネスパーソンや学生へのギフトとしてもおすすめで、実用性とデザイン性を兼ね備えています。小さくて軽いため、持ち帰りやすいのも嬉しいポイントです。
高級茶葉
ジム・トンプソンのショップでは、高品質なタイ産の高級茶葉も取り扱っています。特に人気なのは、香り高いジャスミンティーやウーロン茶で、パッケージも洗練されており贈り物にぴったりです。価格は約400〜800バーツで、手頃ながらも上品な味わいが楽しめます。
ティーバッグタイプやリーフティーがあり、好みに合わせて選べます。自宅でのリラックスタイムや、旅行の余韻を楽しむのにぴったりです。また、軽くて壊れにくいため、スーツケースに入れても安心して持ち帰ることができます。お茶好きの方や、普段から健康を気にする方へのプレゼントとしても大変喜ばれるお土産です。
ジム・トンプソンの家のお土産

ジム・トンプソンの家には、訪問者に人気のお土産ショップが併設されています。このショップでは、ジム・トンプソンが愛したタイシルクを使った高品質な製品が豊富に揃っています。タイシルクのスカーフやネクタイはもちろん、クッションカバーやバッグといったインテリア雑貨もあり、自分用にも贈り物にもおすすめです。価格はスカーフが約1,000バーツ前後、クッションカバーが500バーツ程度からと、手頃なものから高級品まで幅広く選べます。
さらに、シルク以外にもタイらしいデザインの陶器やアクセサリー、文具なども販売されています。特に人気なのが、ジム・トンプソンのロゴ入り商品や、限定デザインのアイテムです。訪問記念として、または特別なギフトとして、ここでしか手に入らないアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

ジム・トンプソンの家併設レストラン
ジム・トンプソンの家に併設されたレストランは、美しい庭園を眺めながら本格的なタイ料理やデザートを楽しめる隠れ家的スポットです。静かな雰囲気の中で食事を堪能できるため、観光後の休憩や特別なランチにぴったりです。
料理は伝統的なタイ料理を中心に、タイの食材を活かした一品が揃っており、価格は手頃で観光客にも人気です。
料理
レストランでは、伝統的なタイ料理が豊富に揃っており、スパイシーで香り豊かな本場の味を堪能できます。特におすすめなのは、トムヤムクン(約250バーツ)で、新鮮なエビとハーブの香りが引き立つスープは辛さと酸味のバランスが絶妙です。また、パッタイ(約220バーツ)はもちもちとした麺に甘辛いタマリンドソースが絡み、エビやピーナッツの食感がアクセントになっています。
辛いものが苦手な方には、カオパット(タイ風チャーハン:約200バーツ)や、マイルドな味わいのグリーンカレー(約250バーツ)もおすすめです。どの料理も新鮮なタイの食材を使用しており、見た目も鮮やかで写真映えするのが特徴です。庭園を眺めながら、タイの風を感じつつゆったりと食事ができるのが大きな魅力です。
デザート・スイーツ
食事の後には、ぜひタイならではのデザートを試してみてください。特に人気なのは、マンゴースティッキーライス(約180バーツ)で、熟したマンゴーの甘さと、ココナッツミルクがかかったもち米の組み合わせは絶品です。甘みと塩味のバランスが絶妙で、食後の満足感を高めてくれます。もう一つのおすすめは、タピオカココナッツプリン(約150バーツ)で、タピオカのプチプチ食感とクリーミーなココナッツミルクが相性抜群です。
暑い日には、フレッシュフルーツの盛り合わせ(約160バーツ)や、タイ風アイスクリーム(約140バーツ)も人気で、さっぱりとした味わいが口直しにぴったりです。デザートは美しい盛り付けがされており、カフェスペースで庭園を眺めながらゆったりと楽しむのもおすすめです。観光の合間に甘いもので癒されたい方や、カップルでのんびりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
ジム・トンプソンのアウトレット
ジム・トンプソンのアウトレットは、バンコク市内に複数店舗を展開している公式アウトレットショップで、高品質なタイシルク製品を通常価格よりお得に購入できる人気のショッピングスポットです。正規店と同じ高級素材を使用しながらも、過去シーズンの商品や余剰生産品が最大30〜50%割引で販売されており、タイの人々や観光客に大変好評です。
アウトレットでは、スカーフやネクタイ、バッグ、ポーチなどの小物類から、シャツやドレスといった衣類、クッションカバーやテーブルランナーなどのホームデコレーション用品まで、幅広い商品が取り揃えられています。店舗によって取り扱う商品の種類や割引率が異なるため、時間に余裕があれば複数店舗を巡って掘り出し物を探すのもおすすめです。デザイン性と品質を兼ね備えたシルク製品が、通常よりも手頃な価格で手に入るため、贈り物や自分用のお土産にぴったりです。シルク愛好家やショッピング好きには見逃せないスポットです。
ジム・トンプソンの家基本情報

ジム・トンプソンの家はバンコク中心部、最寄りの「ナショナルスタジアム駅」から徒歩5分の位置にあります。営業時間は午前10時から午後6時までで、最後のガイドツアーは午後5時が最終となります。入場料は、大人200バーツ、学生100バーツ、12歳未満の子どもは無料です。
入場料金にはガイドツアーが含まれており、日本語を含む複数言語での案内をしてくれます。家の内部は写真撮影が禁止されていますが、庭園エリアでは撮影を楽しむことができます。また、敷地内にはお土産ショップもあり、美しいタイシルク製品やアート雑貨を購入することができます。
・施設名:ジム・トンプソンの家(Jim Thompson House Museum)
・住所:6 Soi Kasemsan 2, Rama I Rd, Wang Mai, Pathum Wan, Bangkok 10330, Thailand
・営業時間:10:00〜18:00(年中無休)
・料金
大人:200バーツ
学生(ID提示):100バーツ
子供(10歳未満):無料(年齢・身長など条件あり)
公式HP:https://www.jimthompsonhouse.com/
・Googleマップ
ジム・トンプソンの家まとめ
ジム・トンプソンの家は、バンコクでタイ文化や伝統建築の美しさを体感できる必訪スポットです。アクセスはBTSやタクシーなど多彩で、市内中心部から訪れやすいロケーションにあります。美術品や建築を楽しめるだけでなく、併設のレストランやお土産ショップも魅力的です。
文化的な観点からも観光の観点からも満足できる場所であり、短い滞在時間でも深い感動を味わえるでしょう。ガイドツアーではジム・トンプソンの人生やタイシルクの歴史について学べ、旅をより充実させることができます。