バンコクに来る前、私がどうしても行ってみたかった場所がショッピングモールの「MBK Center(マーブンクローンセンター、通称:MBK)」でした。
事前に調べた際、エンポリアムやエムクオーティエなどの世界中どこにでもあるような高級デパートとは違い、MBKからはもっとローカルな雰囲気を感じていたためです。
そして実際行ってみると、予感は的中し、すっかりその空気の虜になり、しばらく通ってしまいました。今回はそんなMBKについてご紹介します。
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MBK Center(マーブンクローンセンター)の立地

MBK Center(マーブンクローンセンター)は、バンコクの中心部・パトゥムワン区に位置し、アクセスが便利な大型ショッピングモールです。BTSナショナルスタジアム駅(National Stadium)に直結し、BTSサイアム駅からも徒歩約5分です。
サイアムエリアのショッピングモールと近接しており、観光や買い物の拠点として最適です。


最寄り駅
MBKはBTSナショナルスタジアム駅(タイ語:サターニーBTSサナームキラーヘンチャート)が最寄り駅となります。4番出口から直結、徒歩3分です。
BTSプロンポン駅から行く場合はMo Chit方面の電車に乗り、BTSサイアム駅で降り、ホーム向かい側の電車に乗り換えるとそこから1駅、運賃は大人1人37バーツ(約126円)です。
また、2017年8月にBTSサイアム駅周辺の商業施設「サイアムディスカバリー」からMBKまでを結ぶスカイウォーク(歩道橋)ができたので、サイアムから徒歩で行くこともできますよ。
基本情報
- 名称:MBK CENTER(マーブンクローンセンター)
- 住所:444 8th Fl. MBK Center Phayathai Rd., Pathumwan Bangkok 10330
- アクセス:BTSナショナルスタジアム駅4番出口から直結、徒歩3分
- 営業時間:午前10時〜午後10時
- 電話番号:Call Center 1285
- 公式サイト:https://mbk-center.co.th/
- 地図URL:https://goo.gl/maps/vmmwwacxtoy
MBK Center(マーブンクローンセンター)への行き方
MBK Center(マーブンクローンセンター)はバンコク中心部に位置する人気のショッピングモールで、観光客やタイの人々で常に賑わっています。
アクセス方法も豊富で、BTSスカイトレイン、MRT(地下鉄)、タクシー、トゥクトゥクを利用して簡単に訪れることができます。ここではバンコク中心部からの所要時間や料金を紹介します。
BTSスカイトレイン
BTSスカイトレインを利用するのが、MBK Centerへの最も便利でスムーズな方法です。バンコク中心部の「サイアム駅(Siam)」からBTSシーロムラインに乗り、「ナショナルスタジアム駅(National Stadium)」で下車します。駅の出口1または3から直結しており、雨の日でも濡れずにアクセスできます。
サイアム駅からは1駅で、所要時間はわずか2〜3分です。運賃は16〜23バーツ程度とリーズナブルで、渋滞を避けてスムーズに移動できるのが魅力です。ショッピングや食事を気軽に楽しみたいカップルや家族連れにおすすめです。
MRT(地下鉄)
MRTを利用する場合、バンコク中心部の「シーロム駅」から「サムヤーン駅」まで移動し、そこから徒歩でMBK Centerまで向かいます。
MRTシーロム駅からサムヤーン駅までの所要時間は約5分で、運賃は16〜20バーツです。サムヤーン駅からは徒歩約10分で到着できます。MRTはBTSに比べて若干距離がありますが、駅周辺の散策を楽しみながら移動できるのが魅力です。
タクシー
タクシーは、バンコク中心部からMBK Centerまで直接アクセスできる便利な方法です。渋滞状況にもよりますが、スクンビットエリアやサイアムエリアからは通常15〜30分ほどで到着します。運賃はメーター制で、50〜100バーツ程度が目安です。
特にショッピング後に荷物が多い場合や、家族連れでの移動には便利です。ただし、ピーク時の交通渋滞には注意が必要で、夕方や週末は所要時間が長くなることがあります。目的地を伝える際は「MBK」と言えばほとんどのドライバーが理解してくれます。

トゥクトゥクを利用する
バンコクならではの移動手段であるトゥクトゥクも、MBK Centerへのアクセスにおすすめです。バンコク中心部からは所要時間約10〜20分で到着しますが、交通状況によって変わることがあります。運賃は交渉制で、80〜150バーツが相場です。特に短距離移動では便利ですが、乗車前に料金交渉をしっかり行いましょう。
風を感じながらバンコクの街並みを楽しめるため、観光気分を味わいたいカップルや友人同士の旅行にぴったりです。ただし、ラッシュアワーや長距離移動には向かないこともあるため、時間に余裕を持って利用するのがポイントです。
MBK Center(マーブンクローンセンター)の魅力
MBK Center(マーブンクローンセンター)は、バンコク中心部に位置する大型ショッピングモールで、観光客やタイの人々に大人気です。
多彩な商品、豊富な飲食店、充実したエンターテインメント施設が揃っており、ショッピングから食事、娯楽まで1日中楽しめます。手頃な価格帯と便利な立地も魅力で、カップルや家族旅行に最適なスポットです。
豊富なショッピング
MBK Centerには2,000以上の店舗が並び、ファッション、電子機器、アクセサリー、土産物など多彩な商品が揃います。特にスマートフォンやカメラのアクセサリーは種類が豊富で、他のモールよりも割安に購入できることが魅力です。
衣類やバッグも格安で手に入り、交渉次第ではさらに安くなることも。観光客向けのお土産ショップも多く、タイの伝統工芸品やスパグッズが手軽に見つかります。カップルでショッピングを楽しんだり、家族でお土産探しをするのにぴったりな場所です。
グルメ天国を満喫
MBK Center内には、多彩な飲食店やフードコートが充実しています。特に6階にあるフードコートは、タイ料理を中心に各国料理が揃い、1品あたり50〜150バーツ程度とリーズナブル。パッタイ、トムヤムクン、グリーンカレーなどの本格的なタイ料理を手軽に楽しめます。
また、カフェやスイーツ店も豊富で、買い物の合間に一休みするのもおすすめです。家族旅行では子ども向けメニューがあるレストランも多く、カップルでのんびり食事を楽しむこともできます。屋上のレストランではバンコク市街の景色を眺めながらディナーが楽しめ、夜のデートスポットとしてもおすすめです。
エンターテインメント
ショッピングやグルメだけでなく、MBK Centerはエンターテインメント施設も充実しています。7階には最新映画が楽しめるシネマコンプレックスがあり、観光の合間にリラックスするのに最適です。また、ボウリング場やカラオケ施設も完備されており、友人や家族でワイワイ楽しめます。
さらに、タイの伝統文化体験ができるワークショップや、旅行者向けのマッサージ店もあり、1日中いても飽きません。特に観光で歩き疲れた後に、マッサージでリフレッシュするのはおすすめです。カップルでのデートや家族でのレジャーにも幅広く対応しており、バンコク滞在中にぜひ訪れたいスポットです。
MBK Center(マーブンクローンセンター)のフロア
フロアによって売られているものは異なります。お店の数は2千を超えるのですべては紹介できませんが、おおよそのフロア分けは以下のようになります。
G階(日本で言う1階)〜3階

G〜3階は衣料品が多いです。G階にはスターバックスコーヒーやマクドナルド、KFC、ミスタードーナッツなど日本でもお馴染みのカフェやファーストフード店がたくさんあります。
他の階にもカフェや飲食店はあるので、歩き疲れたら適宜休憩をとりましょう。MBKはフロア自体が広く店舗数も多いので、すべてを回るにはかなり体力が必要です。
ファッション・アクセサリー、美容・クリニック、金・ジュエリー、ドラッグストア、お土産、カフェ・飲食、Tops market(G階)、東急デパート他

4階

MBKの見どころのひとつとも言えるフロアです。モバイル関連の100近い店が並ぶ光景は圧巻です。日本で言えば、ひと昔前の東京の秋葉原のような雰囲気でしょうか。歩いていると「スーパーニセモノ!」と声をかけられたりします。
初めて行った時は少し怖くてこのフロアはスルーしてしまったのですが、もともとモバイル製品が好きだったこともあり、何度か通ううちに4階は必ず立ち寄るようになりました。
ニセモノを売る悪質な店もあるようなので、スマートフォン購入の際はいくつか店を見比べるのが良いでしょう。ほとんどの場合値切りに対応してもらえます。
ちなみに我々夫婦は、こちらのエスカレーター横にあるSingle soundさんでこれまでに中古のSIMフリーiPhoneを2台購入しました。購入後1年以上経過してもスムーズに動いています。
モバイル・エレクトロニクス(MOBILE MANIA)、銀行サービス、美容・クリニック、カフェ・飲食、コンビニエンスストア、東急デパート他
5階
5階は少し雑然とした4階とはうってかわって、GAPなど衣料品ブランドのアウトレット、家具、カメラ用品と静かなタイプの店が並びます。

アウトレット店舗の前は広いスペースになっていて、写真展示など何らかの催しをしていることもあります。

家具はオフィス向けから高級品まで幅広く、通路にも置かれています。

カメラ用品はNikonやCanonなど、日本のメーカーのものも多いです。最近流行りの一眼レフカメラを探しに来られる方も多いのではないでしょうか。
家具、カメラ用品、美容・クリニック、ファッション・アクセサリー、アウトレット、100円ショップ、本、カフェ・飲食、フードコート他
6階

6階お土産コーナーもMBKの見どころのひとつでしょう。フロアのほとんどを土産物屋とTシャツなどの衣料品店が占めている
ので、ここでお土産を見つけられなかったらバンコクのどこに行けばいいのかという気持ちになります(食品系のお土産は売っていないので隣の東急デパートかG階のTops marketへ)。
建物南側の奥が「CRAFT VILLAGE」というコーナーになっており、タイの手工芸品やアクセサリーがたくさん売られていて、さながら市場のようです。
タイの市場は屋外にあるケースが多いので、MBKであれば涼しい屋内で商品を選べるところが魅力ですね。
お土産、ファッション・アクセサリー、美容・クリニック、カフェ・飲食、フードコート他
7階

7階はアミューズメントパークのようになっており、レストランも多いです。ここは2016年に日本のアニメ専門店「アニメイト」が入ったことで話題になりました。
日本の漫画やアニメが人気のタイ。日本より3割程度高い価格とは言え、公式グッズをタイムリーに購入できる点はファンにはうれしいですね。
アニメイトには日本の漫画コミックスをタイ語に翻訳したものも売られています。
タイ語版コミックスを購入し、日本語版と見比べながらタイ語の教材として使うこともできますよ(実際やってみましたが、意訳も多いのでこの方法は少し上級者向けです)。

お店の場所がわからない場合は各所に「DIRECTORY」の表示があり、案内板や冊子で場所を把握できます。似通った店が多く、慣れないうちは方向感覚を失いやすいので、冊子を見ながら歩くのもおすすめです。
映画、ゲーム、ボーリング、カラオケ、漫画・アニメグッズ、カフェ・飲食他

おすすめエリア・ショップ
MBK Center(マーブンクローンセンター)は多彩なショップやレストランが揃い、ショッピングからグルメまで1日中楽しめます。
特に、電子機器が揃う「モバイル&ITゾーン」、人気のスパグッズ店「レモングラス・ハウス」、本格タイ料理が楽しめる「フード・レジェンズ」と「バーン・クン・メー」は必見です。カップルや家族旅行でも満足できるスポットが盛りだくさんです。
モバイル&ITゾーン
MBK Centerの4階に位置する「モバイル&ITゾーン」は、バンコク最大級の電子機器エリアで、スマートフォン、タブレット、アクセサリーが豊富に揃います。中古スマホやSIMカードも販売しており、旅行中の通信手段を安く確保したい方に最適です。
価格は他のショッピングモールよりも割安で、スマホケースやイヤホンは100〜300バーツ程度から購入可能です。修理サービスも即日対応が多く、旅行中にスマホが故障しても安心。ガジェット好きの方はもちろん、カップルや家族旅行でもお土産に便利なアイテムが見つかります。
レモングラス・ハウス
「レモングラス・ハウス」は、MBK Centerで人気のスパグッズ専門店で、ナチュラル素材を使用したアロマオイルやボディケア商品が揃います。特にレモングラスを使用した製品が人気で、バスソルトやマッサージオイルは100〜500バーツ程度で購入できます。
タイらしい香りとおしゃれなパッケージはお土産にぴったりで、カップルでのスパ体験や家族への贈り物に最適です。スタッフが親切に商品説明をしてくれるため、自分に合ったアイテムを選びやすいのも魅力。リラックスしたい方には、自宅で楽しめるスパセットがおすすめです。
フード・レジェンズ
6階にある「フード・レジェンズ」は、タイ各地の料理が手頃な価格で楽しめる人気のフードコートです。パッタイやトムヤムクン、グリーンカレーなど、定番のタイ料理が1品50〜150バーツで味わえます。注文はプリペイドカード制で、カードにチャージして利用するため、現金のやり取りが不要で便利です。
広々とした座席エリアがあるため、家族連れでもゆっくり食事ができます。カップルでシェアしていろいろな料理を試すのも楽しい方法です。
バーン・クン・メー
MBK Center内にある「バーン・クン・メー」は、本格的なタイ家庭料理を提供するレストランで、現地の人々や観光客に人気です。木造の内装で落ち着いた雰囲気が漂い、伝統的なタイ料理をゆったりと味わえます。
おすすめメニューは、ソフトシェルクラブのカレー炒めやグリーンカレーで、価格は1品150〜300バーツ程度と手頃です。カップルでロマンチックなディナーを楽しんだり、家族で本格的なタイ料理を堪能するのにぴったりの場所です。
MBK Center(マーブンクローンセンター)で受けられるサービス

サービスも多種多様にありますが、今回は「スマートフォン修理」サービスを紹介します。
以前スマートフォンの電源が入らなくなり、充電もできなくなってしまった時、MBK4階のモバイルショップで修理してもらいました。修理時間はバッテリーとコネクタ部分の交換で1時間半、費用は2,000バーツ(約7,200円)でした。
iPhoneなどの人気機種ならもう少し安かったかもしれませんが、中国系メーカーの古い機種だったので部品代が高かったようです。買い換えようか悩みましたが、一時帰国前で急いでいたので結局修理に。短時間で直してもらえた点は良かったです。
ただ、MBK4階のモバイルショップはほとんどがメーカーの正規店ではありません。
非正規店で修理されたスマートフォンは、再度壊れた場合、正規店に持って行っても対応してもらえないケースがあるので、「時間や費用がかかっても正規の部品で直したい」という方は正規店へ持って行くのが良いでしょう。
その他、日本で購入したiPhoneなど、SIMロックがかかっているスマートフォンをSIMフリー化してもらうこともできます。
MBK Center(マーブンクローンセンター)のおすすめレストラン
レストランは日系のもの含め多数、フードコートは2ヶ所あります。ここではフードコートを紹介します。
5階:INTERNATIONAL FOOD COURT

6階のフードコートよりも少し割高ですが、タイ料理だけでなく和・洋・中に加え、タコスなど様々な国の料理を食べることができます。
注文前に受付でフードコート専用カードにお金をチャージしてから注文します。お昼の時間帯以外はあまり混雑していないのでゆっくり食べられますよ。
6階:MBK FOOD ISLAND

5階のフードコートに比べお手頃な価格です。カオマンガイ(蒸し鶏のご飯乗せ)は50バーツ(約170円)で食べられます。
タイ料理が中心ですが中華や韓国料理のお店も見られます。ここも事前にフードコート専用カードにお金をチャージする方式です。どの時間帯もよくお客さんが入っていて活気があります。
MBK Center(マーブンクローンセンター)で子どもを遊ばせられるスポット

小さな子ども向けの、柔らかい素材のシートが敷き詰めてあるような遊び場はありません。7階にゲームセンター、映画館、アニメイトがありますが、未就学児にはまだ早いかなというところです。
私の子はまだ幼稚園にも通っていない年齢なので、MBKではいつも他の客の邪魔にならないような広い場所で歩かせて遊ばせています。

オムツ交換台の数はあまり多くありません。トイレに設置してあるものは少し狭いので、私はよく東急デパート子ども服売り場の奥(試着室の一番奥)にあるBABY ROOMを使っています。
こちらは小部屋になっていて、ベビーベッドと椅子が備え付けられており鍵もかけられるので、オムツ交換以外に授乳することもできますよ。
MBK Center(マーブンクローンセンター)まとめ

ざっくりですが今回はMBKについて紹介しました。いろいろ書きましたが、ともかく最初は4階のモバイルコーナーと6階のお土産コーナーを目指して行くと良いかと思います。
買い物の際は「MBK GROUP」というアプリをインストールしておくと、色々なクーポンがもらえるのとポイントが貯まるのでお得ですよ。
また、旅行者向けのラウンジが使えたり、割引カードやウェルカムドリンクがもらえるサービスがあります。
旅行中にMBKに立ち寄る機会があれば、インフォメーションカウンターにパスポートを持っていき、旅行者サービスについて聞いてみてください。
MBKは1日ではすべて見て回れないほどの巨大ショッピングモールです。ただ広いだけでなく中身も濃いので、ぜひ遊びに行って、バンコクの空気を肌で感じてくださいね。