タイといえば物価が安いという印象があると思います。日本に比べるとまだまだ物価は安いと思うのですが、私が暮らしているプーケットはリゾート地として有名な場所で、外国人の居住者も多いせいか、国内の中でも物価は高いほう?です。
プーケットで旅行会社やダイビングショップを経営している、私の1カ月の生活費やお金の使い道、貯金などについてご紹介したいと思います。
※1バーツ=約3.5円
プーケットの家賃
日本での家賃と比べると、安いなと感じると思うのですが、プーケットの家賃は物価からするとかなり高いと思います。少しきれいなところに住みたいとなると、家賃は10,000バーツ以上になってしまいます。
3LDKのオフィス兼用
私の家はもうかれこれ10年近く住んでいるところなのですが、3階建てのタウンハウスです。間取りは3LDKでお風呂が3カ所、トイレが4カ所で家賃は20,000バーツ(約70,000円)になります。
一部屋はスタッフも出入りする仕事部屋として使っており、残りの一部屋は物置、もう一部屋をベッドルームとして使っています。
引っ越してきたときには新築でしたので、今でも比較的きれいです。タイは家具付きの賃貸物件が多いのですが、私は前に住んでいた家で使っていた家具などがかなりあったので、家具なしにしてもらいその代わりに家賃を少し割引してもらいました。駐車場も2台分ついています。
プーケットの食費
私は1カ月の食費を外食、自炊、カフェなどでのコーヒー代などもすべて含めて、合わせて20,000バーツ(約70,000円)くらいと設定しています。外食と自炊の割合はちょうど半々くらいです。
外食
プーケットにはローカルのタイ料理はもちろんのこと、さまざまな国の料理が食べられるレストランがたくさんあります。
外食の際にローカルのタイ料理を選んでいれば、食費は安く抑えることができます。食堂で食べるガパオライスは1皿60バーツ(約210円)ほどです。
友達と外食することも多く、その際にはイタリアンや日本食などを食べますので、1回に1,000バーツ(約3,500円)ほどかかります。
自炊
自炊の際は日本で生活しているときと同様で和食や洋食、中華などを作っています。ただし、特に和食は調味料や材料が高いので、凝ったものを作ろうとすると外食したのと同じくらいの値段になってしまいます。
納豆が好きなので毎日食べていますが、3個入り1パックで94バーツ(約330円)ですので、日本の約3倍となります。
外食のように、タイ料理を作れば食材も安くすみます。グリーンカレーやトムヤムクン、ガパオライスは手軽に作れるので自宅でもよく作っています。多めに作って作り置きにしておくと、ローカルのタイ料理屋で買ってくるより安くつきます。
プーケットの交通費
プーケットには公共の交通機関があまりありません。ローカルの乗り合いバスはありますが、時刻表もありませんのでとても不便です。
プーケットでの移動は車が中心になります。ガソリン代は年々高くなっており、月々4,000バーツ(約14,000円)前後支払っています。
プーケットの携帯電話、インターネット料金
プーケットにはたくさんの携帯電話やインターネットの会社があります。それぞれにお得なプロモーションを出しているので、こまめにチェックしています。
携帯電話は通話が500分、インターネットは使い放題というパッケージを利用していて、1カ月970バーツ(約3,400円)です。
パソコンと、日本のテレビ番組が観られるインターネットTVを使うために自宅にインターネット回線も引いています。料金は月々900バーツ(約3,150円)です。
インターネットTVの使用料は月々1,500バーツ(約5,300円)で、日本の地上波のTV番組はすべて観られるのでとても重宝しています。
プーケットの水道、ガス、電気代
水道代
プーケットでの水道は、自宅に井戸を掘り使用する場合と水道会社の供給する水を使う場合の2パターンあります。井戸の場合はもちろん月々の支払いはないですが、掃除やメンテナンス代などはかかります。
私の家は水道会社のお水を使っています。水道代は月々400バーツ(約1,400円)ほどです。
ガス代
ガスはプロパンガスを購入してきて使います。一番最初にガスボンベ代約700バーツ(約2,450円)を支払って購入し、次回からはガスの充填費400バーツ(約1,400円)のみを支払います。自分でガス屋に行ってもいいのですが、頼めば家まで配達してくれます。
電気代
プーケットではほぼ1年中クーラーを使用しますので、電気代は高くつきます。暑い時期は各部屋のクーラーがフル稼働しますので、約5,000バーツ(約17,500円)かかります。雨季の涼しい時期で3,000バーツ(約10,500円)ほどです。タイの物価と比べるとかなり高いです。
プーケットの日用品
食費以外の生活用品、日用品には1カ月約5,000バーツ(約17,500円)を予算としています。
最初にこちらに移住してきた頃は物はあまり豊富ではなく、日用品などもタイブランドのものが多かったので、安く済んでいました。
しかし、最近は普通のスーパーマーケットでも輸入物の洗剤や歯磨き粉、またオーガニック製品などが手軽に手に入るようになり、選択肢が広がったのでついつい少し高くても良い品を買ってしまうようになりました。
プーケットのフィットネスなど趣味の出費
ここ最近、プーケットにもたくさんのフィットネスジムができ、ヨガスタジオも多くあります。空いた時間があるときはフィットネスに通っています。
会費はまちまちですが、私が通っているところは1カ月あたり2,000バーツ(約7,000円)で毎日施設を利用でき、ヨガクラス、ムエタイコースなどさまざまなコースも受講可能です。
まとめ
以上の必要最低の生活費の合計が59,770バーツで、日本円にすると209,195円になります。
約20年前、プーケットに移住してきたばかりの頃はとても物価が安く、ものが欲しくてもあまり売っていなかったということもあり、生活費はかなり抑えられていました。
しかし、最近では物価の上昇もありますが、あらゆるものが手に入るようになりました。とても便利にはなったのですがその分出費も多くなってしまいました。しかし、生活の仕方の工夫次第ではまだまだ生活費は抑えて暮らすことのできる国だと思います。