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アイコンサイアムとは?行き方や楽しみ方を徹底解説

アイコンサイアムは、バンコクの観光スポットとして外せない存在です。ショッピングモールといえばそうですが、アイコンサイアムは単なる買い物施設ではありません。

国内外の旅行者をターゲットとした、観光複合エンターテインメント施設なのです。アイコンサイアムには、さまざまなお土産物を扱うショップはもちろん、レストランとフードコート、映画館、イベント広場などが美しく配置されています。

そして、タイの水上マーケットを模倣した屋台&フードコートエリアも見どころの一つです。アイコンサイアムの難点は、とにかく広くて目移りしてしまうこと!

どこに行って何を見たいのか、何を探したいのか、目的をはっきりさせておかないと、ただひたすら歩き回って体力を消耗するだけに終わってしまいます。そこで今回は、アイコンサイアムを効率的に遊び尽くすために、役立つ情報を一気にまとめてみました。

目次

アイコンサイアムとは

アイコンサイアムは、2018年に開業した大型複合施設です。高層コンドミニアムがショッピングセンター、レストラン、映画館や美術館など、さまざまな施設が含まれています。日本の高島屋がバンコクにはじめて出店したことでも、話題になりました。

アイコンサイアムは、タイのツーリズムを意識した構造になっており、地上階には水上マーケットをモチーフとしたデザインが採用されています。ここでは、タイ各地の名産料理や、ストリートフード、スイーツなどが屋台という形で出品されています。

バンコクに遊びに来たけど、水上マーケットに行く暇がないという短期旅行者にもうれしい仕様となっているのです。さらにタイの高品質土産物ショップとしてよく知られたブランドも入っており、気の利いた土産物探しにもぴったりです。

アイコンサイアムの魅力

アイコンサイアムは、シンプルにいうとショッピングモールということになりますが、それだけではありません。単なる買い物スポットだけではない魅力にあふれているので、バンコクに来たらぜひ立ち寄ってみてほしいです。アイコンサイアムの魅力をじっくりご紹介しましょう。

観光客向けに作られている

アイコンサイアムはただのショッピングモールではありません。規模の大きなこともそうですが、何よりもツーリズムを意識して設計されています。

地元の人々が日用必需品の買い物をする場所ではなく、さまざまなタイプの旅行客が買い物やその他のエンターテイメントを楽しめるように作られた施設なのです。

それが最も分かりやすいのが、地上階にある「SOOK SIAM(スークサイアム)」というホールです。ここはタイの伝統的な水上マーケットを模したデザインになっており、たくさんの屋台が店舗をかまえています。

タイのお土産として喜ばれそうな工芸品はもちろん、屋台料理やスイーツを楽しむことができます。しかも、通常のマーケットと違って、エアコンが効いていて快適なので、何時間でも過ごすことができますよ。

バンコク初の高島屋

日本人にうれしいのは、バンコクではじめての高島屋が入っている点でしょう。厳密にいうとアイコンサイアムに併設する形で高島屋が出店しています。

アイコンサイアムと高島屋の建物はつながっているのでとても便利です。西松屋や布団の西川、中島水産なども入っていて、日本が恋しくなったときにすぐに立ち寄ることができます。

子連れでも利用しやすい

アイコンサイアムには子連れ旅行客のための工夫もちりばめられています。あちらこちらに、子どもが遊べるスペースがあったり、子どもに使いやすいトイレも設置されています。建物の内装デザインも美しく、ただ歩いているだけでも退屈しません。

活気がある様子はまるでテーマパークのような雰囲気で、子どもさんもきっとワクワクしながらアイコンサイアムを楽しんでくれるでしょう。子連れでも入りやすいレストランはたくさんありますし、フードコートも充実しています。さらに、さまざまなショーも開催されているので、こちらも見逃さないでもらいたいです。

アイコンサイアムの楽しみ方

アイコンサイアムは普通のショッピングモールではありません。とにかくその規模が大きいので、いきなり出かけて隅々まで見ようと思うと、かなり歩くことになります。

アイコンサイアムの中で、ここだけは立ち寄ってもらいたいポイントをまとめておきます。

噴水ショー

アイコンサイアムに来たら、この噴水ショーは必ず見て帰ってください。場所は地上階の川沿い広場、毎日午後6時半と午後8時から15分間行われています。水と音と光のショーは大迫力です。

華やかな水のダンスが音楽にあわせて上演されます。映像を上手に取り入れたショーは、時間を忘れて見入ってしまいます!

SOOK SIAM(スークサイアム)

地上階の「SOOK SIAM(スークサイアム)」は、歩くだけでも楽しいエリアです。タイの伝統的な水上マーケットをモチーフとした作りになっていて、旅の情緒豊かな環境で買い物を楽しむことができます。

タイ料理やスイーツを提供する屋台もたくさん出店しており、屋台で買った食品をテーブルで食べることができます。フードコートとしても機能しているのです。観光客向けの巨大ショッピングモールとはいえ、意外とお高くありません。

通常のマーケットよりも少しだけ高いかな、という程度の値段で提供されています。美しい内装デザインや衛生環境、エアコンで快適というシチュエーションを考慮すれば、かなりお得感がありますよ。

おもしろいのは、タイ国内の県の特産品や名物料理が出品されていることです。タイの地方へは旅行できない人も、ここでその雰囲気を楽しむことができます。

建築デザイン

アイコンサイアムはそのデザインも独創的で魅力があります。水上マーケット風に作られた「SOOK SIAM(スークサイアム)」も楽しいですが、その他にもインパクトのある内装があちらこちらに施されています。

迫力があるのは、時間帯によって、滝のように上から水が落ちてくるレストランフロア。各レストランやカフェのデザインもユニークで、見ごたえがあります。タイで初めてのアップルストアも、このアイコンサイアムに入っています。

洗練された近未来的なデザインは、さすがアップルといった感じです。アップルストアの先には広場があり、そこからバンコクの摩天楼とチャオプラヤ川を望むことができます。

タイ最大のスターバックス

アイコンサイアムには、タイで最大のスターバックスが入っています。ここのテラス席からもバンコクの風景を楽しむことができます。

限定メニューがオリジナルグッズも用意されていますが、なによりおもしろいのは、アルコール飲料も提供されていることです。特別感たっぷりのアイコンサイアム、スターバックス。ちょっと立ち寄ってみたくなりませんか?

アイコンサイアムで土産物ショッピングにおすすめのショップ

アイコンサイアムにはとにかく膨大な数の店舗が入っているので、お土産探しに困ることはないでしょう。ただし、その店舗数が多いため、どのお店に行きたいのがあらかじめ計画を建てておかないと、買い物の前に歩き疲れてしまいます。

ここでは、アイコンサイアムでのお土産物探しにおすすめのショップを紹介しておきます。

「SOOK SIAM(スークサイアム)」

アイコンサイアムに来たら絶対立ち寄る場所がスークサイアムだと思うのですが、ここでサクッとお土産物を見つけてしまうのもおすすめです。

いかにもタイっぽい衣料品や小物、雑貨類が置かれています。

「ICON CRAFT」

アイコンサイアムの4階と5階には、「ICON CRAFT(アイコンクラフト)」という、タイの高品質工芸品売り場があります。衣料品や雑貨、食器、アロマ用品など、伝統的手法で作られたユニークなアイテムが扱われています。

洗練されたものばかりですので、センスのいい人へのお土産物を見つけるのに向いています。タイ、チェンマイの有名コーヒー「AKHA AMAコーヒー」を扱うショップも入っています。

高島屋の生活コーナー

アイコンサイアムに併設している高島屋の4階には生活コーナーがあり、ここにタイっぽい雑貨がおかれています。

タイの伝統的な雰囲気でありながら日本人受けしそうなデザインになっているので、失敗したくないお土産物探しにおすすめの場所です。

スターバックス

アイコンサイアムのスターバックスにはここでしか買えない限定品グッズがあり、人気品となっています。期間限定で販売されるアイテムもあるので、運が良ければプレミアグッズを入手できるかもしれませんよ。

スーパーマーケット(Dear Tummy)

タイの他ショッピングモールと同じく、アイコンサイアムにもスーパーマーケットが入っています。地上階のフードコートエリアにあり、生鮮食品なども扱われています。タイ独特の食材や調味料、ドライフルーツ、お菓子、お茶などは、ばらまき用のお土産物としてもピッタリです。

ただし、アイコンサイアム外にも大きなスーパーマーケットはたくさんありますし、ここでしか買えないものというのは見当たりません。他のスーパーマーケットに行く暇がないという人におすすめします。

アイコンサイアムでおすすめのレストラン

アイコンサイアムでの楽しみの一つが食事ですよね。さまざまなスタイルのレストランが入っているので、選ぶのに迷ってしまうくらいです。アイコンサイアムの中でおすすめしたいレストランを紹介しておきます。

フードコート(SOOK SIAM)

タイでの食事といえばフードコートです。アイコンサイアムにももちろんフードコートが入っていますが、かなり洗練されています。地上階にある「SOOK SIAM(スークサイアム)」がそうで、タイ各国から集められた食品が並べられています。

無料で利用できるテーブルエリアがあり、屋台で購入した食品をそこで食べることができます。ただし、週末ともなると外国人観光客に加えてタイ国内の旅行者もどっと集まるため、席を確保するのに苦労します。フードコートには、エスカレーターや階段で上がれる2階エリアもあり、そちらの方が空いている可能性が高いので、のぞいてみてください。

ティップサマイ

ティップサマイは6階に入っている、パッタイの有名店です。バンコクの旧市街にある人気店で、バンコク最高のパッタイを提供しているという評判です。

ティップサマイのパッタイは濃厚に味付けされた、万人受けする料理となっています。辛くないタイ料理の一つですので、子どもさんといっしょに味わうことができますよ。

ロットニヨム(Ros’niyom)

地上階にある「VELANDA」というエリアにあります。バンコクで有名なタイ料理チェーンレストランですが、トムヤンクンなどタイ旅行で食べたいものがそろっています。

カフェ チリ(Cafe Chilli)

同じく地上階の「VELANDA」エリアにあるお店です。タイ東北部にあるイサーン地方の料理が提供されています。「チリ」というだけに、辛い料理がメインですので、辛い物が好きな人におすすめなレストランです。

バーンカニタ

4階にあるのが、タイ料理の高級レストラン「バーンカニタ」の支店です。洗練された味と盛り付けを楽しみたいときにおすすめなレストランです。

Hong Bao(紅包)

バンコクで展開する中華料理のチェーンレストランです。アイコンサイアムの5階に入っています。タイ料理に飽きたときは、ここで飲茶と点心を味わってみてはどうでしょうか。

高島屋4階ローズダイニング

アイコンサイアムに併設している高島屋の4階には、「ローズダイニング」という日本食レストランが集まったところがあります。日本食が恋しくなったときは、ここをあたってみましょう。

釜で提供されるご飯ととんかつが有名な「とんかつ和幸」や、「とんかつ・かつくら」などが入っています。

中島水産

高島屋1階には「中島水産」が入っていて、おいしいお寿司を提供しています。バンコク在住の日本人にも人気の味で、ここで買ったお寿司をフードコートで食べることも可能です。

テラスバー「HOBS」「Fallabella」

お酒を飲みたい気分のときは、6階のテラスバーに行ってみてください。ここには2軒のバーが入っていて、バンコクの景色を眺めながらビールやカクテルをいただくことができます。

アイコンサイアムでおすすめのカフェ

アイコンサイアムには、ショッピングに疲れたときの休憩に使えるカフェもたくさん入っています。疲れていなくても思わず入ってみたくなるカフェを紹介します。

% Arabica

タイでの初出店となる「% Arabica」は、アイコンサイアムの1階に入っています。白が印象的な内装デザインは、ついふらっと入ってみたくなります。

Yenly Yours

マンゴーデザートで有名な専門店です。アイコンサイアムの4階に入っています。タイに来てマンゴーをまだ食べていない、という人はぜひ!

UCC COFFEE SHOP

高島屋1階に入っています。日本人好みのコーヒーの他、軽食も扱っています。なによりもアイコンサイアムの喧騒を離れて落ち着いた雰囲気なのがうれしいです。

にぎやかさに疲れたときにほっと一息つける場所です。

スターバックス

海外旅行先でスターバックスを見ると安心する人は少なくないと思います。ここのスターバックスはタイ最大の面積を持つ大型店で、アルコール飲料の提供もあるというのですから、一度立ち寄ってみたいですよね。

もちろん、買い物疲れを癒したいときにも、ほっとできる味です。

アフターユー(After you)

かき氷が人気メニューのカフェです。有名なのが、マンゴー風味のもち米味のかき氷です。暑いバンコクの午後にピッタリのデザートが楽しめます。アイコンサイアムは子連れ家族にもおすすめ!

アイコンサイアムは子連れでの訪問客も大々的に歓迎してくれる雰囲気があります。その証拠に、子どもが遊べるスペースが複数用意されているのです。子どもさんを遊ばせている間に買い物を楽しむことができますよね。

アイコンサイアムの子供向けエリア

高島屋4階おもちゃ売り場

アイコンサイアムに併設されている高島屋の4階にはおもちゃ売り場があり、レゴで遊べるスペースがあります。

プレイグラウンド(5階)

有料になりますが、5階にはプレイグランドがあります。身長制限があり、140㎝の子どもさんまでとなっています。5階にはゲームセンターやトイザらスも入っています。

ハーバーランド

6階にあるのが室内遊び場、ハーバーランドです。少し高めの料金設定となっていますが、規模が大きいので遊び甲斐満点です。

期間限定イベントも

アイコンサイアムでは、その他の場所でも期間限定で子ども向けのイベントが頻繁に行われています。M階イベントホールや地上階屋外の川沿い広場、6階と7階にある催事場などで開催されることが多いです。最新イベント情報はインスタグラムでチェックするのが簡単です。

アイコンサイアムへの行き方

アイコンサイアムへアクセスする方法は、電車、ボート、タクシーの3種類になります。その中で、タクシーはあまりおすすめできません。バンコクの交通状況は非常に悪く、タクシーでは所要時間が読めなくなるためです。

ともかく、タクシーを含め、アイコンサイアムへの行き方について説明しておきます。

電車(BTSゴールドライン)

まずは、電車で行く方法です。アイコンサイアムへは、BTSゴールドラインを利用して行くことができます。ジャルンナコーン駅とアイコンサイアムは直結しているので、たいへん便利です。

ゴールドラインは2020年に新しく開通した路線で、駅は3駅しかありません。不思議なことに、BTSの一部であるにもかかわらず、ゴールドラインの駅でしかチケットを購入することができない点が少し不便です。

クルントンブリー(Krung Thon Buri)駅でゴールドラインに乗り換えるのがスムーズです。ここで電車の切符を購入し、次の駅、ジャルンナコーン駅で下車しましょう。アイコンサイアムへは約5分くらいで到着します。

専用シャトルボート

BTSサパーンタクシン(Saphan Taksin)駅近くから、専用シャトルボートが出ており、これでアイコンサイアムへ行くことができます。シャトルボート乗り場があるサトーンピアへは、サパーンタクシン駅の2番出口が近いです。

1番出口からでも行くことができます。アイコンサイアム行きのシャトルボートは、以前は無料でしたが、2023年5月より有料化されました。現在料金は一人10バーツとなっています。

同じ船着き場からは、チャオプラヤエキスプレスも出ているので間違えないようにしてください。アイコンサイアム行きのシャトルボート乗り場は、左手の一番奥となっていますが、ときどき乗り場が変更されるので確認するようにしてください。

アイコンサイアム行きのシャトルボートは15分おきくらいに出ています。チケットを買ってしばらく待っているとボートがやってくるはずですので、乗り込みましょう。スタッフが「アイコンサイアム」と叫んでくれるので、それが合図です。ボートが満席になったら出発します。

アイコンサイアムまでは約5分ほどで到着します。ちなみにアイコンサイアムの船着き場は5つあり、チャオプラヤエクスプレスや各ホテルのシャトルボートも発着しています。ここから、ワットポーやワットアルン寺院やカオサン通りなど、バンコクの観光スポットへ向かうこともできます。

タクシー

さて、あまりおすすめではありませんが、タクシーでアイコンサイアムへ行く方法もあります。ピンポイントで移動できるタクシーはとても便利ですが、バンコクの交通渋滞は世界的にも有名です。

電車やシャトルボートよりもはるかに時間がかかる可能性の方が高いですし、時間帯によっては、渋滞でまったく動けなくなることも…。荷物が多いなど、特別な理由がない限りタクシーは使わないのが賢明だと思います。

もしどうしても車で移動したい場合は、Grabなどの配車アプリを使うとやりやすいでしょう。目的地を地図上で指定できるので、現地言語でコミュニケーションする必要がありません。また、乗車前に料金が分かるため、トラブルにもなりにくいです。

アイコンサイアムを遊びつくそう!

バンコクの人気スポット、アイコンサイアムについて紹介しました。アイコンサイアムは、ショッピングモール以上の存在です。

大型複合施設として、レストランや映画館、イベントホールなど、ありとあらゆるエンターテインメントが集まるテーマパークのようなものです。カップルやグループ旅行、家族旅行など、どんなスタイルの旅行者でも楽しめる点もうれしいですね。

ただし、とにかく規模が大きいため、じっくり遊び尽くそうと思うとかなりの時間を使ってしまいます。行きたい場所と目的をあらかじめ計画して、効率的に楽しむようにしてくださいね。

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この記事を書いた人

タイ旅行でさまざまな都市をバックパックひとつで旅をする。プーケットにてスキューバダイビングのインストラクター資格を取得。バンコク在住歴は10年。

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