コーラル島はプーケットからスピードボートで約15分の距離にある、自然豊かな島です。
一年中温暖な気候なので、エメラルドグリーンの海でいつでも海水浴やマリンスポーツを楽しむことができます。
コーラル島の周囲には美しいサンゴ礁が生息しており、シュノーケリングやダイビングスポットとしても人気があります。
今回は、コーラル島の魅力と楽しみ方、行き方についてまとめてみました。
コーラル島とは
コーラル島の「コーラル」とはサンゴ礁のことを意味します。
その名の通り、周囲を色鮮やかなサンゴ礁に囲まれた美しい島なのです。
コーラル島はプーケットのシャロン湾に位置しており、スピードボートでおよそ15分の距離にあります。
プーケットに近くアクセスしやすいため、日帰りツアーの目的地としても大人気の島となっています。
「コーラル島」というのは俗称で、正式には「ヘイ島(Koh Hey)」という名前がついています。
でも一般的にはコーラル島でよく通じます。
アマンダ海に浮かぶコーラル島は、シャロン湾にあるため、たとえ海の荒れやすい雨季でも波が穏やかです。
そのため、一年中安心してマリンアクティビティを楽しめるのです。
同時に海水の透明度も安定して高く、いつでもシュノーケリングやダイビングを満喫できるのもうれしいですね。
コーラル島の魅力
アクセスしやすい
コーラル島はプーケットから15分で行ける距離にあり、非常に便利です。
船酔いが心配な方も、15分であれば、「ちょっと行ってみようかな」と思われるのでは?
落ち着いたリゾート島
日帰りツアーに人気の離島といっても、まだまだ開発されきっておらず、プーケットのビーチに比べると静かです。
そのため、落ち着いた雰囲気の中、まったりとビーチでリラックスしたい人にもおすすめです。
美しいサンゴ礁
コーラル島を取り囲む美しいサンゴ礁は、この島の最大の魅力の一つです。
そのため、シュノーケリングやダイビングスポットとしてもよく知られており、世界中から愛好家が集まってきます。
雨季でも穏やかな海
シャロン湾に浮かぶコーラル島は一年中海が穏やかなことでもよく知られています。
海が荒れにくいので、いつ行っても透明度の高い海でマリンアクティビティを楽しむことができるのです。
時間を有効活用できる
コーラル島はプーケットから近く、移動時間が短くてすみます。
そのため、日帰り旅行でも存分に遊ぶことができます。
旅行期間が短い旅行者にとっても計画に盛り込みやすい観光スポットなのです。
ツアーの種類も豊富
コーラル島はプーケット発着ツアーの人気スポットで、さまざまなツアープランが用意されています。
朝から丸一日遊べるプランや半日ツアー、コーラル島内の異なるビーチを訪れるプランなど、いろいろなツアーから自分にあったものを選ぶことができます。
英語ガイドだけでなく、日本語ガイドがつくツアーもありますので、旅行会社で確認してみてください。
コーラル島へ行く日帰りツアーについては、あとで詳しく説明しています。
コーラル島のベストシーズン
コーラル島があるアンダマン海は、雨季になると波が高くなることでよく知られています。
でも、コーラル島はシャロン湾の中にあるためモンスーンの影響が比較的小さく、雨季であっても海況が安定しています。
そのため、海水浴はもちろん、シュノーケリングなどのマリンスポーツを一年中楽しめるのです。
あえてベストシーズンをいうなら、快晴の日が続く乾季、つまり11月から3月までがベストシーズンとなります。
しかし、先ほどもいったように雨季でも波は穏やかですし、コーラル島の雨季は日本の梅雨と違って何日も雨が降り続くということはありません。
まとまった雨が短時間に降るという熱帯性スコールが降るだけですので、観光やマリンアクティビティができなくなるわけではないのです。
そのため、コーラル島のベストシーズンは特になく、いつ行っても満喫できる島ということになります。
コーラル島への行き方
コーラル島への行き方はプーケット島のシャロン湾からボートでアクセスするのが一般的です。
ボートはスピードボートとスローボートがあり、スピードボートであれば約15分、スローボートでも約20分くらいでコーラル島へ行くことができます。
所要時間が短いので、家族連れの旅行者や船酔いが心配な方でも利用しやすいですよね。
あるいは、プーケットからツアーに参加して行くこともできます。
移動に関わる手続きはお任せできるので、言葉に自信がない人や効率的に観光したい人に便利です。
スピードボートとスローボート
スピードボートはシャロン湾の港で乗船券を購入して乗り込みます。
時間帯によっては混み合うため、余裕を持って港へ向かってください。
スローボートはローカルの雰囲気満載の木造船になります。
スピードボートはかなりのスピードで飛ばすため揺れが大きくなります。
船酔いする人はスローボートの方が安心でしょう。
スピードボートに比べて時間は少しかかりますが、景色を楽しみながらのんびり船旅したい人にはおすすめです。
チャーターボートで行く方法
スローボートは基本的に船をチャーターすることになります。
ボート1隻当たりで料金が決まるため、乗船人数が多いほうが一人当たりの料金は安くなります。
スローボートはスピードボートよりも安くなりますが、チャーター料金に含まれているものをきちんと確認して決める必要があります。
交渉力や言語スキルが必要なため、苦手な人はツアーを検討してみるのもおすすめです。
ツアーで行くのが便利で楽ちん
プーケットからはコーラル島行きの日帰りツアーが開催されており、効率よくコーラル島を楽しむことができます。
通常のツアー料金にはスピードボート代金やシュノーケリング用品の貸し出し、昼食、ホテルまでの送迎が含まれていることがほとんどです。
船の手配や港までの移動など、面倒な手続きを丸投げできるので楽です。
コーラル島への日帰りツアーについて、次の項目でさらに詳しく紹介します。
コーラル島へのツアー
コーラル島観光に関しては、日帰りツアーに参加して行く旅行者も多いです。
見どころをおさえて効率よく遊ぶことができますし、何よりも現地言語でのめんどうな手続きを自分でする必要がないので便利です。
コラール島ツアーの申し込み注意点
日本からオプショナルツアーを予約することもできますが、現地で旅行会社に直接申し込むこともできます。
その場合、通常は前日までの申し込みが可能ですので、現地についてからゆっくり検討することが可能になります。
ただし、旅行のピーク時には人気ツアーは混み合って予約がとれなくなることもありますので、繁忙期に旅行する人にはできるだけ早めの予約をおすすめします。
一般的なコーラル島日帰りツアーの内容
プーケット発コーラル島行きの日帰りツアーは人気のオプショナルツアーですので、複数の旅行会社が行っています。
一般的にはホテルから港までの送迎、高速船の往復チケット代金、シュノーケリング用品のレンタル、そしてランチが含まれているプランが多いです。
ツアーにはガイドが付きますが、英語ガイドと日本語ガイドとのツアーがあります。
日本語ガイドは英語ガイドに比べて高額になりますが、英語に自信がない方は日本語ガイドの方が安心です。
一般的なツアーにはシュノーケリングが含まれますが、その他に各種マリンアクティビティを組み合わせたプランもあります。
アクティビティに参加するよりもビーチでのんびりしたい人は、自由時間の多いプランを選ぶとよいでしょう。
コーラル島の楽しみ方
コーラル島の楽しみ方はなんといってもビーチです。
島には2つのビーチがあり、それぞれ「バナナビーチ」「ロングビーチ」と呼ばれています。
ツアーに参加していく場合、ロングビーチが含まれていることが多いですが、中にはバナナビーチに行くプランもあります。
申し込むときに確認しておきましょう。
ロングビーチ
名前の通り、長い方のビーチが「ロングビーチ」です。
ロングビーチの長さは約800m、一方の「バナナビーチ」は約400mになります。
ロングビーチもバナナビーチも島の北側に隣り合って広がっていますが、旅行者が多いのはロングビーチの方です。
ロングビーチにはビーチチェアがたくさん並べられており、南国のビーチリゾートの雰囲気を演出しています。
また、マッサージショップやギフトショップがたくさん並んでおり、お土産物の売り子から声をかけられることも多いです。
トイレ、シャワー、そしてロッカーもあるので、家族でもリラックスして楽しむことができます。
バナナビーチ
一方のバナナビーチはロングビーチに比べると観光客が少なく、落ち着いた雰囲気の中でリラックスすることができます。
こちらにはブランコなどを利用した写真撮影スポットも用意されています。
観光客が少ないとはいえ、飲食店やショップなどは充実しています。
コインロッカーやシャワー室もあるので、使い勝手もよいです。
ビーチチェアの数は少ないので、必要な人はレジャーシートなどを持参するとよいでしょう。
ロングビーチと隣り合っているものの、お互いを結ぶ道路は整備されていません。
ボートでアクセスすることになります。
コーラル島で体験できるアクティビティ
コーラル島では一年中マリンスポーツなどのアクティビティを楽しむことができます。
ツアーで参加する場合は、アクティビティがセットのプランがあるので、検討してみてください。
先に紹介した通り、コーラル島には2つのビーチがありますが、どちらのビーチでも複数のアクティビティを体験できます。
コーラル島で体験できるアクティビティを紹介します。
シュノーケリング
サンゴ礁が美しいことから名前が付けられた「コーラル島」ですので、その美しさはぜひ鑑賞しておきたいですよね。
コーラル島ではもちろんダイビングもできますが、気軽にサンゴ礁や熱帯魚たちを観察できるのがシュノーケリングです。
コーラル島でのシュノーケリングはライフジャケット着用が義務つけられているので、泳ぎに自信がない人でも安心して楽しめます。
ビーチにはシュノーケリング用品のレンタル店がありますが、ツアーで行く場合はツアー代金にシュノーケリング用品のレンタル料が含まれているはすですので、確認してみてください。
ダイビング
本格的なダイビングはライセンスが必要ですが、コーラル島ではライセンス無しでも楽しめる体験ダイビングが可能です。
コーラル島でのダイビングはビーチからダイビングスポットへアクセスすることになります。
海洋生物と出会えるスポットを知り尽くした地元マリンガイドがついてくれるので、安心して楽しむことができます。
パラセーリング
コーラル島とその周囲の自然を空から観察できるのがパラセーリングです。
コーラル島からはパラセーリングのスタート地点までボートで移動することになります。
コーラル島でのパラセーリングは基本的に一人乗りです。
複数人で参加する場合、それぞれ別々のパラセイルを利用することになります。
パラシュートを装着した状態でスピードボートに引っ張られると、身体がふわりと浮き上がり空中散歩できます。
パラセーリングでしか見ることのできない、パノラマ風景を楽しみましょう。
バナナボート
バナナ型のボートにまたがって海上を走り抜けるのがバナナボートです。
グループや家族でいっしょに遊ぶことができる、人気のスポーツです。
利用の際にはライフジャケットを着用し、現地ガイドが同伴してくれます。
泳ぎに自信がない人でも安心して、スリル満点のバナナボートを楽しむことができますよ。
シーウォーカー
コーラル島の海底世界は見てみたいけど、ダイビングをするのはちょっと怖い、という人におすすめなのがシーウォーカーです。
特別に作られたヘルメットをかぶった状態で、海底を散歩するスポーツです。
コーラル島からはボートでスタート地点へと向かい、そこでヘルメットを装着して海底へと降りていきます。
海底を歩くといっても3~8m程度の深さですので、太陽の光で十分明るいです。
ヘルメットからは新鮮な空気が送り込まれるため、陸上と同じように呼吸することができます。
ヘルメットのおかげで顔は海水で濡れないようになっているため、メイクをしている人もメイク落ちが気になりません。
クリアカヤック
透明なカヤックに乗って、海の中を観察しながらカヤッキングが楽しめます。
子どもさんといっしょに楽しむこともできる人気のアクティビティです。
エレファントトレッキング
コーラル島ではマリンアクティビティだけでなく、エレファントトレッキングなどの陸上アクティビティも楽しむことができます。
ただし、エレファントトレッキングは事前予約が必要となります。
オンラインで申し込むことができるので、あらかじめチェックしてみてください。
ビーチでまったり
コーラル島でできるアクティビティについて紹介してきましたが、もちろん、ビーチでまったりリラックスするだけでも、島の魅力を十分満喫できます。
ビーチチェアや木陰で寝そべってドリンクを楽しむのもステキな過ごし方ですね。
日光浴で汗をかいたら、目の前のビーチでひと泳ぎしましょう。
海は浅瀬ですので、子どもさんといっしょの海水浴にもぴったりです。
コーラル島に行くときの注意点
プーケットから近く、さまざまな楽しみ方ができるコーラル島ですが、思う存分楽しむために気を付けておきたいことがあります。
コーラル島へ行くときの注意点について確認しておきましょう。
紫外線対策
コーラル島は日差しが強いため、紫外線対策は必須です。
ビーチでの海風に吹かれたり、海中でシュノーケリングなどのアクティビティに夢中になっていると、つい忘れがちですが、その間もタイの紫外線は容赦なくお肌に降り注いでいます。
気が付いたらあっという間に真っ赤に日焼けしてしまったということにもなりかねません。
ボートでの移動中の日光にも注意したいですよね。
日焼け止めクリームはもちろん、帽子やスカーフなどを併用するとよいでしょう。
サングラスで眼の日焼けを防止することも忘れないように。
こまめに水分補給
紫外線対策と同時に熱中症対策も行いたいものです。
ビーチでの遊びに夢中になっていると、水分不足になり脱水症状を引き起こすことがあります。
特に小さな子どもさんといっしょに出かける場合は、注意してあげましょう。
熱中症を防止するためには、こまめに水分補給することが大切です。
コーラル島には飲食店やお店がたくさんあるので、ボトル入り飲料水を現地調達することは容易です。
ホテル出発時から飲料水を持参しておくのも安心です。
羽織ものが一枚あると便利
コーラル島は常夏の島ですが、ボートでの移動中、海風で身体を冷やすこともあります。
そんなときにさっと羽織れるものがあると便利です。
また、薄手の長袖は日焼け対策としても使えます。
必要な方は酔い止め薬を持参
コーラル島へ行く場合、スピードボートを利用する旅行者が多いですが、スピードボートはけっこう揺れます。
乗っている時間は短いですが、せっかくのコーラル島を思い切り楽しむためにも、船酔いしやすい人は酔い止めがあると安心でしょう。
コーラル島を満喫しよう!
プーケットから日帰りでも行ける離島、コーラル島について紹介しました。
アクセスしやすく遊び方もさまざまな島、コーラル島は気軽に行くことができるリゾート島です。
季節に関わらず一年中、美しい自然を楽しむことができるのもうれしいですね。
コーラル島の魅力はなんといっても、サンゴ礁などの海洋自然環境です。
島の名前の由来ともなったカラフルなサンゴ礁と人懐っこい熱帯魚、ぜひシュノーケリングで楽しんでみてください。